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投稿記事でrubyタグを使えるようにする(前編)

説明

rubyなどのルビ関連タグはIEの独自サポートから始まり、少し前のChrome/Safariが追随して利用できるようになっている。Firefoxはいまだにサポートしていないのだが、それなりに代替表示されるので、投稿記事で使えるようにしてみた。

標準のWordPress投稿ページでは、投稿記事内にルビ関連タグを指定して保存すると、ルビ関連タグは除去される(WordPress 3.3.1で確認)。調べた結果、ルビ関連タグを使用できるようにするには、グローバル変数の $allowedposttagsに使用したいruby、rp、rtタグを登録することで対応できることがわかった。

対応例として今回は、自テーマのfunctions.phpにてafter_setup_themeアクションを登録し、そのアクション処理で実行するようにしている。


add_action( 'after_setup_theme', 'mytheme_setup' );

function mytheme_setup() {
	global $allowedposttags;
	foreach ( array( 'ruby', 'rp', 'rt' ) as $tag )
		if ( !isset( $allowedposttags[$tag] ) ) $allowedposttags[$tag] = array();
}

やりたいことは$allowedposttagsに関連タグの情報を追加することなので、ここでは$allowedposttagsに未登録の場合のみ、追加するようにしている。

これにより、投稿記事の保存でルビ関連タグが除去されることはなくなり、投稿記事を表示する the_content関数でも問題なく、出力(表示)されるようになる。
なお、投稿ページは「ビジュアル」モードと「HTML」モードがあるが、この対応だけでは「ビジュアル」モードに切り替えたタイミングでルビ関連タグは除去されてしまう。そんなこともあって、今回タイトルを前編としている。「ビジュアル」モードの対応はかなりハードそうなので、後編については気長に待ってほしい(対応できないかもしれない)。


最終更新 : 2012年01月25日 12:01


お勧め

wp_save_post_revision(2024年1月10日 更新)

int | WP_Error | void wp_save_post_revision( int $post_id )
現状の投稿のリビジョンを作成する。

get_the_author_posts_link(2019年8月21日 更新)

string get_the_author_posts_link( )
投稿者アーカイブページのリンクを取得する。

get_year_link(2012年2月2日 更新)

string get_year_link( mixed $year )
年アーカイブのURLを取得する。

register_taxonomy(2022年6月1日 更新)

WP_Taxonomy | WP_Error register_taxonomy( string $taxonomy, array | string $object_type, array | string $args = array() )
タクソノミーを登録する。

wp_add_object_terms(2013年8月6日 更新)

mixed wp_add_object_terms( int $object_id, mixed $terms, mixed $taxonomy )
投稿情報などにタクソノミーを追加する。