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説明
WordPressでは、Ajaxを利用する方法の1つとして add_action関数を利用することができる。この方法を調べている過程で、'heartbeat'というおもしろそうなAjaxアクションがあったので、紹介しておく。
WordPress標準のAjax利用方法
WordPress標準のAjaxアクションは、add_action関数を利用し、ログイン済みのユーザー向けと未ログインユーザー向けを個別に登録するようになっている。
/* ログイン済みユーザー向け */
add_action( 'wp_ajax_アクション名', '任意の関数名' );
/* 未ログインユーザー向け */
add_action( 'wp_ajax_nopriv_アクション名', '任意の関数名' );
上記のアクションを呼び出すURLは、どちらも「http://ドメイン名/wp-admin/admin-ajax.php?action=アクション名」のようなパターンとなる。
heartbeatアクション
このURLでわかるように、Ajaxアクションのレスポンス処理を行うのはadmin-ajax.phpなので、その中身を見てみると次のような記述が見つかった。
add_action( 'wp_ajax_nopriv_heartbeat', 'wp_ajax_nopriv_heartbeat', 1 );
このAjaxアクションは未ログインユーザー向けで、実際に開発環境にて「http://localhost/wp-admin/admin-ajax.php?action=heartbeat」にアクセスしてみると、次のようなレスポンスがあった。
{"server_time":1380606481}
このようにサーバー時間がJSON形式で返ってくる。サーバーの稼働状況を確認する場合などに便利なのかな
コールバック関数のwp_ajax_nopriv_heartbeat関数は、/wp-admin/includes/ajax-actions.phpに記載されており、コメントには「Heartbeat API (experimental)」と記載されている。「実験中」ということだろうね。
wp_ajax_nopriv_heartbeat関数の中を見てみると、2つのフィルターと次に示す1つのアクションが呼び出されるようになっている。もし独自の機能を追加するなら、このアクションを利用すればいい。
do_action( 'heartbeat_nopriv_tick', $response, $screen_id );
今後が気になる
さて、紹介したheartbeatアクションは3.6で追加されたもので、以前のバージョンでは使用できない。「experimental」ということなので、次のバージョンで変わる可能性はあるのだが、サーバー監視を考えている方には参考になる機能ではないだろうか。
最終更新 : 2013年10月01日 15:22
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