この記事は最後に更新してから1年以上経過しています。
説明
以前「投稿内容のid属性などを保存するための対策」で取り上げたように、WordPressでは投稿に記述できるHTMLタグが制限されている。同コラムでこの制限を調整する対策を紹介しているが、3.5以降ではフィルター関数を登録して対応できるようだ。
投稿情報に有効なHTMLタグをまとめた $allowedposttagsは、globalキーワードを使用することで自テーマのfunctions.phpで参照・更新でき、3.4の時点ではadmin_initアクション関数を登録してその中で更新して対応していた。この方法は現在でも意図通り動作しているのだが、3.5で登場した wp_kses_allowed_html関数が登場し、この中で呼び出される'wp_kses_allowed_html'フィルター関数で対応するのが、よりスマートだと思われる。
自テーマのfunctions.phpに記述する内容は次の通り。
add_filter( 'wp_kses_allowed_html', 'mytheme_wp_kses_allowed_html', 10, 2 );
function mytheme_wp_kses_allowed_html( $tags, $context ) {
if ( $context == 'post' ) {
$tags['div']['id'] = true;
$tags['canvas'] = array( 'id'=>true, 'width'=>true, 'height'=>true );
}
return $tags;
}
上記の例では、パラメータ$contextが'post'の場合のみcanvasタグのほかにdivタグのid属性を有効にしている。自サイトの投稿で使用したいHTMLタグやその属性を適時指定してほしい。
標準で使用できるHTMLタグは、/wp-includes/kses.phpを参照で$allowedposttagsの定義箇所を参照。なお一部のプラグインでも$allowedposttagsの内容を操作しているようなので、その点も意識しておきたい。
最終更新 : 2020年03月24日 11:12
関連
お勧め
delete_post_meta(2018年5月27日 更新)
wp_is_numeric_array(2018年5月27日 更新)
get_tag_regex(2013年8月3日 更新)
get_all_page_ids(2012年5月30日 更新)
the_post_thumbnail_caption(2018年5月27日 更新)