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ログインページのタイトルを変更してみる

説明

バージョン4.9では新しいフィルターやフィルターのパラメータの追加が多数行われている。ここではその一例としてログインページ関連で追加された2つのフィルターを紹介する。

ログインページのタイトル

ログインページタイトルは「ログイン ‹ 〇〇〇〇 — WordPress」といった書式になっている(言語が日本語)。このタイトルを変更できるのが追加された'login_title'フィルターである。このフィルターのパラメータ$login_titleには「ログイン ‹ 〇〇〇〇 — WordPress」が、$titleには「ログイン」(通常は'Log In'の翻訳テキスト)が格納されてくる。

$login_title = apply_filters( 'login_title', $login_title, $title );

このフィルターを使って「〇〇〇〇へようこそ」とする場合は次のコードをテーマ内のfunctions.phpに記述する。

function my_login_title( $login_title, $title ) {
	return get_bloginfo( 'name', 'display' ) . 'へようこそ';
}

add_filter( 'login_title', 'my_login_title', 10, 2 );

このフィルターを使用する場合に注意するポイントはエスケープ処理。ページタイトルをするコードは次のように直接echoしており、エスケープ処理が必要な場合はフィルター内で行う必要がある。

<title><?php echo $login_title; ?></title>

リンクのセパレータ

もう1つのフィルターはログインページのリンクを区切る文字(標準だと「登録 | パスワードをお忘れですか ?」の「 | 」の部分)を変更する'login_link_separator'フィルターである。

$login_link_separator = apply_filters( 'login_link_separator', ' | ' );

パラメータには区切り文字が格納されてくるので、' ・ 'に変更する場合は次のようなコードを記述すればよい。

function my_login_link_separator( $separator ) {
	return ' ・ ';
}

add_filter( 'login_link_separator', 'my_login_link_separator', 10, 1 );

なおリンクの区切り文字はエスケープ処理の後で出力されるため、'login_link_separator'フィルターで区切り文字を返す前にエスケープ処理を行う必要はない。

echo esc_html( $login_link_separator );

最終更新 : 2018年05月27日 10:43


お勧め

add_shortcode(2018年5月27日 更新)

void add_shortcode( string $tag, mixed $func )
ショートコード(独自タグ)を追加する。ショートコードは、投稿記事内でテキスト内容がない[tag]や、テキストを内包する[tag]テキスト[/tag]の書式で使用できる独自タグのこと。標準の状態では、 the_content関数によって表示する直前のフィルター処理内でパラメータ$funcで指定した関数・メソッドが実行される。

get_user_setting(2022年1月31日 更新)

mixed get_user_setting( string $name [ , string $default = false ] )
ユーザーインターフェイス設定を取得する。

have_posts(2018年5月27日 更新)

bool have_posts( )
次の投稿データが存在するかを調べる。

in_category(2018年5月27日 更新)

bool in_category( mixed $category [ , mixed $post = null ] )
投稿情報が指定したカテゴリーに属しているか調べる。

add_feed(2024年6月24日 更新)

string add_feed( string $feedname, callable $callback )
フィードを追加する。