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プラグインがロードされた直後に何かする

説明

5.1.0の変更箇所を見ていくとプラグインのロード毎にアクションが実行される仕組みが追加されていた。このアクションの使いどころを考えてみた。

3種類のプラグイン

WordPressのさまざまな初期処理を行っているwp-settings.phpを見てみると、WordPressのプラグインはロードされるタイミングによって3種類に分類できる。それぞれのプラグインがロードされる流れは次の通り。

  1. MUプラグイン(must-use plugin)を順にロードする。
    • [5.1.0]mu_plugin_loadedアクションを実行する。
      do_action( 'mu_plugin_loaded', $mu_plugin );
  2. ネットワークプラグインを順にロードする(マルチサイトのみ)。
    • [5.1.0]network_plugin_loadedアクションを実行する。
      do_action( 'network_plugin_loaded', $network_plugin );
  3. [2.8.0]muplugins_loadedアクションを実行する。
    do_action( 'muplugins_loaded' );
  4. 一般プラグインを順にロードする。
    • [5.1.0]plugin_loadedアクションを実行する。
      do_action( 'plugin_loaded', $plugin );
  5. [1.5.0]plugins_loadedアクションを実行する。
    do_action( 'plugins_loaded' );

今回追加された各アクションはパラメータにロードしたプラグインのフルパス名が指定されている。どのプラグインがロードされたのかは、その内容で判別できる。

ボトルネックのプラグインを探す

追加されたアクションの使いどころでパッと思いつくのが、各プラグインのロード時間を計測すること。MUプラグインを準備し、muplugins_loadedアクションで時間計測を開始し、plugin_loadedアクションで経過時間をログファイルに記録すれば、各プラグインのロード時間を継続的に測定できる。これはレスポンス時間が遅い場合の調査に役立つだろう。


最終更新 : 2019年03月11日 14:56

お勧め

wp_authenticate(2022年1月31日 更新)

WP_User | WP_Error wp_authenticate( string $username, string $password )
ユーザー認証を行う。

wp_send_json_success(2020年12月10日 更新)

void wp_send_json_success( [ mixed $response = null [ , int $status_code = null [ , int $options = 0 ] ] ] )
AJAXリクエストの成功レスポンスとしてJSON情報を返す。

wp_oembed_get(2014年11月16日 更新)

mixed wp_oembed_get( string $url [ , mixed $args = '' ] )
oEmbedに対応したページの埋め込み用コンテンツを取得する。

setup_postdata(2014年11月16日 更新)

bool setup_postdata( stdClass $post )
投稿記事に関連するグローバル変数を設定する。

the_permalink(2018年5月27日 更新)

void the_permalink( [ mixed $post = 0 ] )
現在の投稿データのパーマリンクを表示する。