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5.3.1: サイト管理者のメールアドレス確認に関するアップデート

説明

セキュリティ&メンテナンスアップデートの5.3.1がリリースされ、その中に以前投稿した「5.3の新機能:サイト管理者のメールアドレスを定期的に確認する」に関連したアップデートがあったので紹介する。

管理者メールアドレスの検証

メジャーアップデートの5.3.0では、管理者権限を持つ管理者がログインした際、一定間隔(標準では180日)でサイト管理者のメールアドレスを確認する機能が導入された。5.3.0へアップデート後、はじめてログインしたタイミングで表示されるので、多くの方はこのページに見覚えがあるだろう。

定期的に表示される「管理者メールアドレスの検証」ページ

今回のアップデートで影響するのはページの下部にある「後で再通知(Remind me later)」のリンクに関することである。

「後」は「いつ」なのか

「管理者メールアドレスの検証」ページで「後で再通知」リンクをクリックした場合、標準ではその時点から3日後以降のログイン後のタイミングで再度「管理者メールアドレスの検証」ページが表示される。今回追加された'admin_email_remind_interval'フィルターはこの「3日後」を変更できるものである。

$remind_interval = (int) apply_filters( 'admin_email_remind_interval', 3 * DAY_IN_SECONDS );

このフィルターの返り値の単位は秒数であり、明日以降に短縮したければ「DAY_IN_SECONDS」をといった感じで値を返せばよい。

function mysite_admin_email_remind_interval( $interval ) {
	return DAY_IN_SECONDS;
}

add_filter( 'admin_email_remind_interval', 'mysite_admin_email_remind_interval' );

また、次のように返り値に0を返した場合は「後で再通知」リンクを非表示にできる。

add_filter( 'admin_email_remind_interval', '__return_zero' );

すでに管理者のメールアドレスの確認を行ったサイトではこの機能が有効に働くのは約半年後になってしまうが、今のうちに適切な秒数を返すようにしておくとよいだろう。


最終更新 : 2020年04月02日 11:21


お勧め

wp_save_post_revision(2024年1月10日 更新)

int | WP_Error | void wp_save_post_revision( int $post_id )
現状の投稿のリビジョンを作成する。

get_the_author_posts_link(2019年8月21日 更新)

string get_the_author_posts_link( )
投稿者アーカイブページのリンクを取得する。

get_year_link(2012年2月2日 更新)

string get_year_link( mixed $year )
年アーカイブのURLを取得する。

register_taxonomy(2022年6月1日 更新)

WP_Taxonomy | WP_Error register_taxonomy( string $taxonomy, array | string $object_type, array | string $args = array() )
タクソノミーを登録する。

wp_add_object_terms(2013年8月6日 更新)

mixed wp_add_object_terms( int $object_id, mixed $terms, mixed $taxonomy )
投稿情報などにタクソノミーを追加する。