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favicon.icoがWordPressロゴになる!?

説明

先週「WordPress 5.4 Beta2」が公開され、来月末には正式リリース。タイミングよく三連休だったので、1つ前の「ニュース」で紹介されていた変更点から確認してみた。

ニュースの冒頭内容から「ブロックエディターが便利になりそうだな」と思いつつ読み続けていくと「Better favicon handling」の項目がちょっと気になった。

ソースコードから関連しそうな関数やアクションを探してみると、2つの関数が見つかる。

function  is_favicon()
function  do_favicon()

is_favicon関数は、リクエストに応じたテンプレートの割り振りを行う/wp-includes/template-loader.phpで使用されており、リクエストがfavicon.icoが調べるもの。template-loader.phpではリクエストがfavicon.icoの場合にdo_faviconアクションを実行するコードが追加されていた。

do_faviconアクションは、/wp-includes/default-filters.phpで登録されており、そのコールバックにはdo_favicon関数が指定されていた。do_favicon関数では、do_faviconicoアクションを実行した後で、青いWordPressロゴファイル(/wp-admin/images/w-logo-blue.png)へリダイレクトしていた。

実際に5.4 Beta2を新規にインストールしてみた。ブラウザのタブにはこれまでのWordPressをインストールした場合と異なって青いWordPressロゴが表示されている(以下はWindows版Chrome)。

タブのタイトル横には青いWordPressロゴが表示されている

まっさらな環境にインストールした直後、そこには/favicon.icoファイルはない。その状態でブラウザで何らかのページにアクセスすると、/favicon.icoのリクエストが発生し、青いWordPressロゴファイルへリダイレクトされ、それが表示されるという流れのようだ。5.4以降で/favicon.icoファイルがない場合は、こうなることは心にとめておけばよいだろう。

なおこの仕組みは、サイトに/favicon.icoがあったり、管理画面で「サイトアイコン」を設定している場合は、/favicon.icoのリクエストが発生しないため影響を受けることはない。


最終更新 : 2020年02月25日 12:01


お勧め

the_author(2018年5月27日 更新)

string the_author( [ mixed $deprecated = '' [ , bool $deprecated_echo = true ] ] )
投稿者名をパラメータ$deprecated_echoがtrueならば表示する。$deprecated_echoがfalseの場合は表示せず、取得する。

human_readable_duration(2019年2月22日 更新)

string|false human_readable_duration( [ string $duration = '' ] )
持続時間を読みやすい書式に変換する。

get_header(2020年8月18日 更新)

void | false get_header( [ string $name = null [ , array $args = array() ] ] )
ヘッダパーツを記述したメインヘッダファイルheader.php(またはサブヘッダファイルheader-???.php)を読み込む。

the_post_thumbnail(2018年5月27日 更新)

void the_post_thumbnail( [ mixed $size = 'post-thumbnail' [ , mixed $attr = '' ] ] )
アイキャッチ画像(サムネイル)を表示する。

get_lastpostdate(2020年8月28日 更新)

string get_lastpostdate( [ string $timezone = 'server' [ , string $post_type = 'any' ] ] )
投稿記事の最終投稿日時を取得する。