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説明
来月にリリースされるWordPress 5.5に向けてBeta 1、2と公開が続いている。「WordPress 5.5 Beta 2(以降Beta 2)」のソースコードを見ていくと、いくつかの関数が非推奨になるようだ。
はじめに、この記事は公開された5.5 Beta 2をもとにしており、正式リリースの際に変更される可能性があることを予めお断りする。
BLM運動の影響
5.5で非推奨になる関数は、アメリカの事件がきっかけになったBLM運動の影響により、関数名に「blacklist」や「whitelist」のワードが含まれるものが対象となっている。この他にも今後の仕様にそぐわないものがいくつかあるがここでは割愛する。
関数名 | since | 代替関数 |
wp_blacklist_check | 1.5.0 | wp_blocklist_check |
---|---|---|
_wp_register_meta_args_whitelist | 4.6.0 | _wp_register_meta_args_allowed_list |
add_option_whitelist | 2.7.0 | add_allowed_options |
remove_option_whitelist | 2.7.0 | remove_option_allowed_list |
以上の通り、ここに記載した非推奨になる関数にはすべて代替関数が用意され、パラメータの指定は同じになっている。テーマやプラグインでこれらの関数を使用している場合は、5.5の正式リリース以降に変更すべきだ。自分は使ったことはないのだが、wp_blacklist_check関数はそれなりに使用されているのではないだろうか。
さて、個人的に気になるのは公開済みのプラグインのこと。「blacklist」というワードを含んだプラグインはそれなりにある(自作にも1つ)。プラグインの公開を止めるか、名前を変更するといった対応になると思うが、その対応が悩ましい。
最終更新 : 2020年08月12日 08:26
お勧め
get_block_editor_settings(2021年8月17日 更新)
array get_block_editor_settings( array $custom_settings, WP_Block_Editor_Context $block_editor_context )
ブロックエディター設定内容を取得する。
urldecode_deep(2019年3月13日 更新)
mixed urldecode_deep( mixed $value )
変数内の文字列についてURLデコード処理を行う。
user_can(2018年5月27日 更新)
bool user_can( mixed $user, string $capability )
ユーザの権限を調べる。
get_locale(2019年1月15日 更新)
string get_locale( )
現在のロケール情報('ja'や'en_US'など)を取得する。
get_comment_time(2023年4月3日 更新)
string get_comment_time( [ string $format = '' [ , bool $gmt = false [ , bool $translate = true [ , int | WP_Comment $comment_id = 0 ] ] ] ] )
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