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5.7の新機能:AJAXでパスワードを取得

説明

日本時間の今朝「WordPress 5.7 Beta 3(以降Beta 3)」が予定通り公開されました。今回は、ソースコードを眺めていた時に気になったパスワードを取得できるAJAXについて確認した。

はじめに、この記事は公開された5.7 Beta 3をもとにしており、正式リリースの際に変更される可能性があることを予めお断りする。

ログイン時は無効

まずは実際に新しく追加されたAJAXをのURLにアクセスしてみる。

http://localhost/wp-admin/admin-ajax.php?action=generate-password

アクセスしたユーザーがログインしていない場合は、次のようなJSONデータがレスポンスとして返ってくる。

{"success":true,"data":"C*FsS525pBj5uB0bTh1TuZkx"}

dataプロパティの内容がパスワードであり、英数記号による24字のパスワードがランダムに生成されている。

このパスワードを取得できるAJAXは次のように登録されており、ユーザーがログインされていない場合のみ機能するようになっている。

add_action( 'wp_ajax_nopriv_generate-password', 'wp_ajax_nopriv_generate_password' );

今度はログインした後にさきほどのAJAXのURLにアクセスする。今回のレスポンスは 0 となり、パスワードのJSONデータは返ってこない。

このAJAXはどこで使う?

さて、パスワードを取得できるAJAXだが、パスワードリセット時に新しいパスワードを設定する画面で使用されている。tracで関連トピックを探してみると、4年以上前に提案された「Reset Password Page UX」にもとづいて「Generate Password」ボタンが追加され、そのボタンが押されると新しいパスワードを取得する仕組みが導入されている。

個人的には普段ほとんど見ることがない画面だが、5.7ではこんなところも改良されているんですね。


最終更新 : 2021年02月17日 11:48

お勧め

add_shortcode(2018年5月27日 更新)

void add_shortcode( string $tag, mixed $func )
ショートコード(独自タグ)を追加する。ショートコードは、投稿記事内でテキスト内容がない[tag]や、テキストを内包する[tag]テキスト[/tag]の書式で使用できる独自タグのこと。標準の状態では、 the_content関数によって表示する直前のフィルター処理内でパラメータ$funcで指定した関数・メソッドが実行される。

get_user_setting(2022年1月31日 更新)

mixed get_user_setting( string $name [ , string $default = false ] )
ユーザーインターフェイス設定を取得する。

have_posts(2018年5月27日 更新)

bool have_posts( )
次の投稿データが存在するかを調べる。

in_category(2018年5月27日 更新)

bool in_category( mixed $category [ , mixed $post = null ] )
投稿情報が指定したカテゴリーに属しているか調べる。

add_feed(2024年6月24日 更新)

string add_feed( string $feedname, callable $callback )
フィードを追加する。