comment_form

説明

void comment_form( [ array $args = array() [ , mixed $post_id = null ] ] )
コメント投稿フォームを表示する。

パラメータ

  • $args
    オプションパラメータを連想配列で指定(省略時はarray())。連想配列の内容は次の通り。
    キー名意味
    'fields'コメント投稿者情報の入力フィールド(HTML)を連想配列(通常はキーが'author'、'email'、'url')。
    'comment_field'コメント内容の入力フィールド(HTML)。
    'must_log_in'ログイン済みユーザーのみコメントが許諾されている場合の未ログイン時に表示されるメッセージ。
    'logged_in_as'ログイン済みユーザーの場合に投稿者情報フィールドの代わりに表示されるメッセージ。
    'comment_notes_before'コメント内容の入力フィールドの直前に表示されるメッセージ。
    'comment_notes_after'コメント内容の入力フィールドの直後に表示されるメッセージ。
    'id_form'formタグのid要素の値(省略時は'commentform')。
    'title_reply'コメントタイトル1(省略時は'Leave a Reply'の翻訳テキスト)。
    'title_reply_to'コメントタイトル2(省略時は'Leave a Reply to %s'の翻訳テキスト)。
    'cancel_reply_link'コメントキャンセル時のテキスト(省略時は'Cancel reply'の翻訳テキスト)。
    'id_submit'送信ボタンのid要素の値(省略時は'submit')。
    'name_submit'送信ボタンのname要素の値(省略時は'submit')。
    'label_submit'送信ボタンのラベル(省略時は'Post Comment'の翻訳テキスト)。
    'format'HTMLフォーマットとして'html5'または'xhtml'(省略時はテーマに依存)。
  • $post_id
    コメント対象の投稿IDまたは投稿情報(WP_postオブジェクト)を指定(省略時はnull)。

返り値

返り値はありません。

注意

ディスカッション設定の「名前とメールアドレスの入力を必須にする(オプション名'require_name_email)」のチェック状態など、各種設定内容が反映される。


使用例

  • 現在の投稿情報のコメント投稿フォームを表示する。
    <?php comment_form(); ?>
  • 現在の投稿情報のコメント投稿フォームを表示する。
    <?php comment_form( array() ); ?>
  • 投稿ID$post_idを指定してコメント投稿フォームを表示する。
    <?php comment_form( array(), $post_id ); ?>

フィルター

[3.0.0]formatオプションの確認後、'comment_form_default_fields'フィルターを呼び出す。パラメータ$fieldsにはデフォルトのコメント投稿者情報入力フィールドの連想配列となる。
$fields = apply_filters( 'comment_form_default_fields', $fields );
[3.0.0]'comment_form_default_fields'フィルターの後、'comment_form_defaults'フィルターを呼び出す。パラメータ$defaultsにはデフォルトのオプション設定の連想配列となる。
$args = wp_parse_args( $args, apply_filters( 'comment_form_defaults', $defaults ) );
[3.0.0]ログイン済みメッセージを表示する前に'comment_form_logged_in'フィルターを呼び出す。パラメータ$logged_in_asにはログイン済みユーザーの場合に投稿者情報フィールドの代わりに表示されるメッセージ、$commenterにはコメント投稿者情報、$user_identityにはログイン済みユーザー名となる。
echo apply_filters( 'comment_form_logged_in', $logged_in_as, $commenter, $user_identity );
[3.0.0]各コメント投稿者情報入力フィールドを表示する直前に"comment_form_field_{$name}"フィルターを呼び出す($nameは'author'、'email'、'url'など)。パラメータ$fieldは各入力フィールドのHTMLとなる。
echo apply_filters( "comment_form_field_{$name}", $field ) . "\n";
[3.0.0]コメント内容入力フィールドを表示する直前、'comment_form_field_comment'フィルターを呼び出す。パラメータ$comment_fieldはコメント内容入力フィールドとなる。
echo apply_filters( 'comment_form_field_comment', $comment_field );

アクション

[3.0.0]タイトルを含むコメントフォームを表示する前に'comment_form_before'アクションを呼び出す。
do_action( 'comment_form_before' );
[3.0.0]ログイン済みメッセージの表示後に'comment_form_must_log_in_after'アクションを呼び出す。
do_action( 'comment_form_must_log_in_after' );
[3.0.0]form開始タグの表示直後に'comment_form_top'アクションを呼び出す。
do_action( 'comment_form_top' );
[3.0.0]ログイン済みメッセージの表示直後に'comment_form_logged_in_after'アクションを呼び出す。
do_action( 'comment_form_logged_in_after', $commenter, $user_identity );
[3.0.0]コメント投稿者情報入力フィールドを表示する直前に'comment_form_before_fields'アクションを呼び出す。
do_action( 'comment_form_before_fields' );
[3.0.0]コメント投稿者情報入力フィールドの表示直後に'comment_form_after_fields'アクションを呼び出す。
do_action( 'comment_form_after_fields' );
[3.0.0]form終了タグを表示する直前に'comment_form'アクションを呼び出す。パラメータ$post_idは投稿IDとなる。
do_action( 'comment_form', $post_id );
[3.0.0]コメントフォームの表示後に'comment_form_after'アクションを呼び出す。
do_action( 'comment_form_after' );
[3.0.0]コメント投稿が許可されていない場合に'comment_form_comments_closed'アクションを呼び出す。
do_action( 'comment_form_comments_closed' );

ソースファイル

/wp-includes/comment-template.php

最終更新 : 2014年10月05日 18:12



お勧め

カスタムフィールドで並び替え(2013年8月9日 更新)

WordPressでは複数の投稿記事を取得する際、並び順の指定を省略すると投稿日時の降順になる。並び順は、投稿日時だけでなく、更新日時、投稿名、記事タイトル、コメント数のほか、カスタムフィールドも指定できる。

タイトルのみをキーワード検索する(2014年4月3日 更新)

WordPressのキーワード検索は、投稿タイトルと本文のどちらかに指定したキーワードが含まれているかを調べるわけだが、時々タイトルだけとか、逆に本文だけ検索したいケースがある。

開発環境(Windows 8)にimagickを入れる(2012年12月23日 更新)

WordPress 3.5のイメージエディタ(WP_Image_Editor)は、GDだけでなく、imagick(ImageMagick)にも対応している。そんなわけでWindows 8の開発環境にimagickをインストールしてみた。

ページを表示する直前の前処理にtemplate_redirectアクションを(2013年4月13日 更新)

リクエストに応じてページを表示する直前の準備として何かしらの処理を行っておきたいケースがある。そんな時、テーマの各テンプレートファイルの先頭部分に処理内容をずらずらと記述していませんか。

Slightly troublesome permalink:プラグイン作ってみました(2021年4月20日 更新)

カテゴリーを含んだパーマリンクを設定している場合、複数のカテゴリーを指定した投稿記事のパーマリンクのURLに目的のカテゴリーとは異なるカテゴリーが適用された経験はないだろうか。このプラグインは、パーマリンクに適用されるカテゴリーをコントロールし、希望通りのパーマリンクを設定します。