count_users

説明

array count_users( [ string $strategy = 'time' [, int $site_id = null ] ] )
役割別のユーザ数を取得する。

パラメータ

  • $strategy
    集計方法として'time'または'memory'を指定(省略時は'time')。
  • $site_id
    [4.9.0]マルチサイト時にサイトIDを指定(省略時はnull)。

返り値

全ユーザ数と役割別のユーザ数を格納した連想配列を返す。

array(2) {
  ["total_users"]=>
  int(2)
  ["avail_roles"]=>
  array(3) {
    ["administrator"]=>
    int(1)
    ["subscriber"]=>
    int(1)
    ["none"]=>
    int(0)
  }
}

注意

パラメータ$strategyに指定する値は、著しく大量のユーザがいない限り'time'(時間優先)で問題ないと思われるが、メモリー不足でエラーになることを危惧するなら'memory'を指定する方が無難と思われる。

[4.4.0]返り値の配列["avail_roles"]["none"]に役割なしのユーザ数が格納されるようになった。

[4.9.0]パラメータ$site_idが追加され、マルチサイトの場合に任意のサイトから対象情報を取得できるようになった。

[5.1.0]ユーザー数を集計する前に'pre_count_users'フィルターが追加された。このフィルターでnull以外を返すと、集計は行われず、その値が本関数の返り値となる。


使用例

  • 現在のサイトにて役割別のユーザ数を取得する。
    <?php $users = count_users(); ?>
  • サイトIDが3のサイトから役割別のユーザ数を取得する。
    <?php $users = count_users( 'time', 3 ); ?>

フィルター

[5.1.0]ユーザー数の集計前に'pre_count_users'フィルターを呼び出す。パラメータ$resultにはnullが、$strategyには受け取った内容が, $site_idにはサイトIDが格納されている。
$pre = apply_filters( 'pre_count_users', $result, $strategy, $site_id );

アクション

実行するアクションはありません。

ソースファイル

/wp-includes/user.php

最終更新 : 2019年03月01日 13:51



お勧め

フィードにサムネイル画像を追加する(2022年11月7日 更新)

WordPressが出力するの標準のフィードには、各投稿のサムネイル画像の情報が含まれていない。ネットで検索してみるといくつかの方法があることがわかったので、その中から2つ試してみた。

ダッシュボードの「クイックドラフト」を「CodeMirror」に変更してみた(2019年11月5日 更新)

管理ページの「テーマエディター」では4.9以降「CodeMirror」が利用されている。今回はこの「CodeMirror」をプラグインで活用できないか調べた話である。

スマートフォン向けの振り分けを自前で行う(2012年1月23日 更新)

PC向けのサイトをスマートフォン対応する場合、WPtouchやktai styleに代表されるスマートフォン対応のテンプレート切り替えプラグインを使用するのが一般的。そういったプラグインはテンプレート切り替え以外の機能も備えており、そういった機能は必ずしも必要ではない。そんなわけで、ここでは超シンプルなスマートフォン向けのテンプレート切り替えを実現する方法を紹介する。

ブロックエディターの文字サイズ設定を変えてみる(2019年12月12日 更新)

今回は「前回投稿した内容」の続きブロックエディターの文字サイズ設定を変えようと思う。参考にするテーマはもちろん「Twenty Twenty」である。

5.5の機能強化:コメントフォームのちょっとした改良(2020年8月12日 更新)

来月にリリースされるWordPress 5.5に向けてBeta 1、2、3と公開が続いている。「WordPress 5.5 Beta 3(以降Beta 3)」のソースコードを見ていくと、コメントフォームを表示する comment_form関数が機能拡張されていた。