dynamic_sidebar

説明

bool dynamic_sidebar( [ mixed $index = 1 ] )
ダイナミックサイドバーを表示する。

パラメータ

  • $index
    ダイナミックサイドバーのID番号または名前を指定(省略時は1)。

返り値

ダイナミックサイドバーを表示できた場合はtrue、表示できなかった場合はfalseを返す。

注意

テーマ内のsidebar.phpで使用することが多い。サイドバー以外でもウィジェットの表示でも利用される。

使用例

  • ID番号が2に設定されているダイナミックサイドバーを表示する。
    <?php dynamic_sidebar( 2 ); ?>
  • 'secondary-widget-area'のウィジェットを表示する。
    <?php dynamic_sidebar( 'secondary-widget-area' ); ?>

フィルター

[2.5.0]登録されているウィジェットごとに'dynamic_sidebar_params'フィルターを呼び出す(ウィジェットがある場合のみ)。パラメータ$paramsはそのウィジェットのプロパティ値となる。
$params = apply_filters( 'dynamic_sidebar_params', $params );
[3.9.0]本関数の終了直前に'dynamic_sidebar_has_widgets'フィルターを呼び出す。パラメータ$did_oneにウィジェットの有無(存在した場合はtrue、存在しない場合はfalse)が、$indexには本関数が受け取ったサイドバーのIDまたは名前が格納されている。
return apply_filters( 'dynamic_sidebar_has_widgets', $did_one, $index );

アクション

[3.9.0]ウィジェットの表示前に'dynamic_sidebar_before'アクションを呼び出す。パラメータ$indexには本関数が受け取ったサイドバーのIDまたは名前が、$has_widgetsにはウィジェットの有無がそれぞれ格納されている。
do_action( 'dynamic_sidebar_before', $index, $has_widgets );
[3.0.0]各ウィジェットの表示直前に'dynamic_sidebar'アクションを呼び出す(ウィジェットがある場合のみ)。パラメータ$widgetにはウィジェット情報が格納されている。
do_action( 'dynamic_sidebar', $widget );
[3.9.0]ウィジェットの表示後に'dynamic_sidebar_after'アクションを呼び出す。パラメータ$indexには本関数が受け取ったサイドバーのIDまたは名前が、$has_widgetsにはウィジェットの有無がそれぞれ格納されている。
do_action( 'dynamic_sidebar_after', $index, $has_widgets );

ソースファイル

/wp-includes/widgets.php

最終更新 : 2018年05月27日 10:49



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