get_adjacent_post_link

説明

string get_adjacent_post_link( string $format, string $link [ , bool $in_same_cat$in_same_term = false [ , mixed $excluded_categories$excluded_terms = '' [ , bool $previous = true [ , string $taxonomy = 'category' ] ] ] ] )
直前または直後の投稿ページのリンクを取得する。

パラメータ

  • $format
    フォーマットを指定。
  • $link
    リンクタイトルを指定。
  • $in_same_cat$in_same_term
    同じターム([3.8.0]より前のバージョンはカテゴリー、[3.8.0]以降のバージョンは$taxonomyで指定されたタクソノミー)内の投稿ページに限定する場合はtrue、限定しない場合はfalseを指定。省略時はfalseが適用される。
  • $excluded_categories$excluded_terms
    除外するターム([3.8.0]より前のバージョンはカテゴリー、[3.8.0]以降のバージョンは$taxonomyで指定されたタクソノミー)を指定する場合は、そのタームIDを文字列または配列で指定。
  • $previous
    直前の投稿ページの場合はtrueを、直後の場合はfalseを指定(省略時はtrue)。
  • $taxonomy
    [3.8.0]$in_same_termtrueの場合に同一判定するタクソノミー名を指定(省略時は'category')。

返り値

パラメータ$previousで示した投稿ページのリンク(aタグ)を返す。

注意

next_post_link関数で出力されるリンクを取得する。
・パラメータ$formatは、'%link'を含まなければならない。
・パラメータ$linkは、投稿タイトルの'%title'、投稿日の'%date'を含めることができる。

使用例

  • 直前の投稿ページのリンクを取得する。
    <?php $url = get_adjacent_post_link( '[%link]', '前の記事へ' ); ?>
  • 同カテゴリー内の直前の投稿ページのリンクを取得する。
    <?php $url = get_adjacent_post_link( '[%link]', '前の記事へ', true ); ?>
  • カテゴリーIDが1のカテゴリーを除外して直前の投稿ページのリンクを取得する。
    <?php $url = get_adjacent_post_link( '[%link]', '前の記事へ', false, '1' ); ?>
  • カテゴリーIDが1のカテゴリーを除外して直後の投稿ページのリンクを取得する。
    <?php $url = get_adjacent_post_link( '%link &raquo;', '%title', false, '1', false ); ?>
  • 同タグ内の直前の投稿ページのリンクを取得する。
    <?php $url = get_adjacent_post_link( '[%link]', '前の記事へ', true, '', 'post_tag' ); ?>

フィルター

リンクテキストのタイトルを決定する前に'the_title'フィルターを呼び出す。$titleには投稿情報のタイトルが、$post_idには投稿情報IDが格納される。
$title = apply_filters( 'the_title', $title, $post_id );
パラメータ$previoustrueの場合、リンクテキストを返す前に'previous_post_link'フィルターを呼び出す。$outputにはリンクテキストが、$format$linkはそれぞれパラメータの内容が、$postには投稿情報が、$adjacent(4.2.0で追加)には'previous'が格納される。
return apply_filters( 'previous_post_link', $output, $format, $link, $post, $adjacent );
パラメータ$previousfalseの場合、リンクテキストを返す前に'next_post_link'フィルターを呼び出す。$outputにはリンクテキストが、$format$linkはそれぞれパラメータの内容が、$postには投稿情報が、$adjacent(4.2.0で追加)には'next'が格納される。
return apply_filters( 'next_post_link', $output, $format, $link, $post, $adjacent );

アクション

直接実行するアクションはありません。

ソースファイル

/wp-includes/link-template.php

最終更新 : 2015年05月28日 12:56



お勧め

プラグインのロード順を制御する(2014年6月9日 更新)

これまでプラグインがどのような順番でロードされるか意識していなかったのだが、とある自作プラグインを他のプラグインよりも先にロードさせたくなったので調べてみた。

5.3の機能強化:カスタムフィールドキーの条件指定が使いやすくなる(2019年11月19日 更新)

5.3 RC4もリリースされ、正式リリースまであと1週間。5.3の変更点を確認していると、WP_Meta_Queryクラスが変更されていた。これは「Expanded meta key comparison operators in 5.3」で紹介されており、さまざまな条件指定が追加されていた。

HTML entities button:プラグイン作ってみました(2021年4月28日 更新)

以前投稿した「HTML編集モードに定型文ボタンを追加する」をアレンジして、HTML編集モードに特殊文字(HTMLエンティティ)を挿入できるボタン、顔文字を挿入できるボタン、過去の投稿ページのリンクを挿入できるボタンを追加するプラグインを作ってみました。HTML編集モードの作業効率を向上させるプラグインです。2.1.0では「Dashiconsの挿入」を追加しました。HTML編集モードをメインに使用されている方は、お試しあれ。

更新ボタンの横にスピナーを実装する(2019年5月14日 更新)

WordPressの管理画面ではAJAXを使って何らかの処理を行う際、数秒間の空き時間にアイコンがクルクル回る「スピナー」を表示しているところがある。今作っているプラグインでこの「スピナー」を使いたくなったので、実装方法を調べてみた。

「順序」をtextからnumberに変更してみた(2018年5月27日 更新)

固定ページの編集画面の「投稿の属性」ウィジェットには、ページの並び替えに使用できる「順序」のinput要素がある。この「順序」のinput要素はtype属性が'text'となっており、編集の際にIMEが有効になってしまう場合がある。ページの編集頻度が多くなると、その都度IMEをオフにするのがやや面倒になってくる。