get_ancestors

説明

array get_ancestors( [ int $object_id = 0 [ , string $object_type = '' [ , string $resource_type = '' ] ] ] )
先祖のIDをまとめて取得する。

パラメータ

  • $object_id
    タームIDまたは投稿IDを指定(省略時は0)。
  • $object_type
    タクソノミー名または投稿タイプを指定(省略時は'')。
  • $resource_type
    [4.1.0]'taxonomy'または'post_type'を指定(省略時は'')。

返り値

先祖のIDが格納された配列を返す。

注意

タームまたは投稿情報の先祖を遡り、それらのIDをまとめて取得する。なお投稿情報のIDについては、本関数内でも使用されている get_post_ancestors関数があるので、基本的にはターム向けの関数といえるだろう。

パラメータ$resource_typeは4.1.0から追加されたもので、省略時はパラメータ$object_typeにより、'taxonomy'または'post_type'のいずれかが適用される。なお4.1.0時点では片方のフィルター呼び出しにて$resource_typeが記載されていないので要注意(4.1.1で修正済み)。


使用例

  • $term_idの先祖のIDをまとめて取得する。
    <?php $ancestors = get_ancestors( $term_id ); ?>
  • $term_idの先祖のIDをまとめて取得する。
    <?php $ancestors = get_ancestors( $cat_id, 'category' ); ?>

フィルター

[3.1.0]先祖のIDが格納された配列を返す前に'get_ancestors'フィルターを呼び出す。パラメータ$ancestorsには先祖のIDが格納された配列が、その他のパラメータは本関数が受け取った内容が格納される。
return apply_filters( 'get_ancestors', $ancestors, $object_id, $object_type, $resource_type );

アクション

実行するアクションはありません。

ソースファイル

/wp-includes/taxonomy.php

最終更新 : 2018年05月27日 10:46



お勧め

ブロックエディターの色設定を変えてみる(2019年12月11日 更新)

バージョン5.3で機能強化されたブロックエディター。対応を考えて新テーマ「Twenty Twenty」のソースコードを眺めていく。

「姓」の後に「名」を(2013年11月6日 更新)

WordPressのユーザー情報設定ページでは、「名(First name)」の後に「姓(Last name)」を入力するようになっている。日本向けのユーザー登録できるサイトの場合、この並び順はちょっと違和感があるので、「姓」「名」の順に入力できるようにした。

ホームディレクトリから過去のファイルを削除する(2013年1月27日 更新)

WordPressで構築したサイトのホームディレクトリには、現在使われていないファイルが残っている時がある。3.5.1もリリースされたことだし、これを機にホームディレクトリを整理整頓した。

Login rebuilder 2.6.5の新機能紹介(2021年3月8日 更新)

今回追加したものは、管理者のダッシュボードに表示されるログウィジェットの日時について任意の書式を設定する機能である。これまで日時の書式はサイト設定を利用していたが、ログの日時については揃えた方が見やすいと思ったので、今回の機能で対応することにしました。

投稿情報を連想配列で参照する(2018年5月27日 更新)

投稿情報は、タイトルや本文、投稿日時といったいくつかのデータが含んでおり、多くの場合オブジェクトになっている。これを連想配列で扱いたい場合はキャストして型変換することが多かった。基本的にはキャストで問題ないのだが、ふと目に留まったto_arrayメソッドが興味深かったのでメモとして残しておく。