get_category

説明

mixed get_category( mixed $category [ , string $output = OBJECT [ , string $filter = 'raw' ] ] )
IDを指定してカテゴリー情報を取得する。

パラメータ

  • $category
    カテゴリーIDまたはカテゴリー情報のオブジェクトを指定。
  • $output
    出力型を示すOBJECT、ARRAY_A、ARRAY_Nの何れか(省略時はOBJECT)。
  • $filter
    フィルター名(省略時は'raw')。

返り値

カテゴリーが見つかった場合はそのカテゴリー情報をパラメータ$outputで指定された型で返す。カテゴリーが見つからなかった場合は WP_Errorのオブジェクトを返す。 $outputがOBJECTの場合(デフォルト)、メンバー変数は次の通り。
プロパティ名データ型意味
term_idintID
namestring名前
slugstringスラッグ
term_groupintグループID
term_taxonomy_idintタクソノミーID
taxonomystringタクソノミー名。カテゴリーの場合は'category'、タグの場合は'post_tag'となる
descriptionstring説明
parentint親カテゴリーID。親カテゴリーがない場合は0となる
countint投稿数
cat_IDintID(term_idのエイリアス)
cat_namestring名前(nameのエイリアス)
category_nicenamestringスラッグ(slugのエイリアス)
category_descriptionstring説明(descriptionのエイリアス)
category_parentint親カテゴリーID(parentのエイリアス)
category_countint投稿数(countのエイリアス)

注意

返り値はWP_Errorのオブジェクトの場合あるので、返り値がオブジェクトであっても is_wp_error関数で確認するのが望ましい。 またパラメータ$termにカテゴリー・タグ情報のオブジェクトを指定した場合、フィルター処理を行った後、$outputで指定した型に変換したデータを返す。

使用例

  • IDが10のカテゴリー情報を取得する。
    <?php $cat = get_category( 10 ); ?>
  • IDが10のカテゴリー情報を連想配列で取得する。
    <?php $cat = get_category( 10, ARRAY_A ); ?>

最終更新 : 2018年05月27日 10:53



お勧め

任意の名前でエラーログファイルを指定する(2019年2月15日 更新)

来週にはWordPress 5.1がリリース。RC1のソースコードを見ていると、 wp_debug_mode関数が変更されており、興味深かった。

Gutenbergでカスタムフィールドを使う(2018年8月10日 更新)

Gutenbergの新エディターではカスタムフィールドのウィジェットが表示されない。既存のカスタムフィールドのデータはなくなるわけでないので、新エディター上で編集・更新できないか調べてみた。

Slightly troublesome permalink:プラグイン作ってみました(2021年4月20日 更新)

カテゴリーを含んだパーマリンクを設定している場合、複数のカテゴリーを指定した投稿記事のパーマリンクのURLに目的のカテゴリーとは異なるカテゴリーが適用された経験はないだろうか。このプラグインは、パーマリンクに適用されるカテゴリーをコントロールし、希望通りのパーマリンクを設定します。

WP_Postオブジェクトで投稿情報を直感的に使う(2012年10月4日 更新)

WordPress 3.5で登場するであろう WP_Postクラス。WordPressの投稿情報は、投稿情報本体のほか、カテゴリーや投稿タグ、カスタムフィールドなど、いくつかに分散して記録され、それぞれの情報を取得する際は、いくつかの関数をしていた。新しいWP_Postクラスにより、その習慣とおさらばできるかもしれない。

テキストエディタの文字を変更する(2018年5月27日 更新)

テキストエディタ(投稿ページの「テキスト」タブのエディタ)に標準では備わっていない機能を追加する自作プラグイン「html entities button」がほぼ1年ぶりにアップデート。ここではバージョン2.0.0で追加したテキストエディタのフォント切り替え機能について紹介する。