get_children

説明

mixed get_children( [ mixed $args = '' [ , string $output = OBJECT ] ] )
投稿情報に付加されている投稿情報(子供の投稿情報)を検索し、マッチしたすべてのデータを取得する。

パラメータ

  • $args
    検索条件を指定する文字列または連想配列。主なキーワードは次の通り。
    キーワード意味
    numberposts取得する件数(省略時は-1で、全件を取得)
    post_type取得する付加情報のタイプとして'any'、'post'、'pages'、'attachment'などを指定(省略時は'any'で、すべてのタイプ)
    post_status取得する付加情報のステータスとして'any'、'inherit' : 'publish'などを指定(省略時は'any'で、すべてのステータス)
    post_parent付加情報する投稿情報のIDなどを指定(省略時は0)
    post_mime_type付加情報のMIMEタイプとして'image'などを指定
    orderASCまたはDESCを指定(省略時はDESCで、降順)
    orderby取得時のデータの並び順を決める項目名を指定(省略時はpost_dateで、投稿日時)
  • $output
    取得するデータ形式としてOBJECT、ARRAY_A、ARRAY_Nを指定(省略時はOBJECT)

返り値

マッチしたすべてのデータをパラメータ$outputで指定されたデータ形式の配列を返す。$outputでOBJECTを指定した場合は、現在の投稿情報である $postと同じフォーマットとなる。添付ファイル情報の場合は次のような内容になる。

プロパティ名データ型意味
IDint投稿ID
post_authorintstring投稿者ID
post_datestring投稿日時
post_date_gmtstring投稿日時(GMT)
post_contentstring説明
post_titlestring投稿タイトル
post_excerptstringキャプション
post_statusstring投稿状態('inherit'など)
comment_statusstringコメント投稿状態('open'など)
ping_statusstringトラックバック/ピンバック受付状態('open'など)
post_passwordstringパスワード(公開状態がパスワード保護時)
post_namestring投稿名(パーマリンク設定で%postname%使用時)
to_pingstring
pingedstring
post_modifiedstring更新日時
post_modified_gmtstring更新日時(GMT)
post_content_filteredstring
post_parentint親投稿記事の投稿ID
guidstring添付ファイルURL(FQDN)
menu_orderint
post_typestring投稿情報タイプ('attachment'など)
post_mime_typestringMIMEタイプ('image/jpeg'など)
comment_countintコメント数
ancestorsarray
filterstring適用されたフィルター名('raw'など)

注意

この関数内では get_postsを呼び出しており、パラメータ$argsで指定できるパラメータは共通しているが、省略時の値は異なる(特に'post_status'は'any'なので要注意)。
パラメータpost_parentを省略すると親の投稿情報IDは0になるため、トップレベルにある通常の投稿情報が検索対象となる。現在の投稿情報の付加情報を取得する場合は、post_parentで現在の投稿情報IDを指定しなければならない。

なお画像ファイルの代替テキストは、取得したデータの投稿IDを使い、 get_post_meta関数で取得する。

$alt_text = get_post_meta( $attachments[0]->ID, '_wp_attachment_image_alt', true );

使用例

  • 投稿情報IDが10の投稿情報の添付ファイル情報を取得する。
    <?php $attachments = get_children( 'post_parent=10&post_type=attachment' ); ?>

フィルター

実行するフィルターはありません。

アクション

実行するアクションはありません。

ソースファイル

/wp-includes/post.php

最終更新 : 2018年08月24日 14:26



お勧め

投稿一覧ページに「更新日時」カラムを追加してみた(2019年8月27日 更新)

サイトの特性によるが、「投稿」には繰り返し更新するものがある。そんなサイトでは投稿一覧ページに「更新日時」があった方が便利。というわけで、今回は投稿一覧にソートに対応した「更新日時」カラムを追加する方法を紹介する。

連番のユーザーIDを回避できないか考えた(2019年6月4日 更新)

WordPressのユーザーIDは最初の管理者が1、次に追加したユーザーが2といった感じの連番になる。連番のIDはサイトによっては好ましくないケースがあり、連番を回避する方法がないか検討した。

Twenty Seventeenのフォントサイズを変更してみた(2021年12月15日 更新)

先日投稿した「続テーマを変更せずにWebフォントを使ってみた」では、テーマ「Twenty Seventeen」でもWebフォントを使えるようにした。その際、「Twenty Seventeen」のフォントサイズが少し小さく感じたので、今回はフォントサイズを調整してみた。

4.2.3でちょっと変わったショートコード(2018年5月27日 更新)

4.3のリリースまであと少しなわけですが、4.2.3が緊急リリースされました。4.2.2とソースコードを比較すると、ざっくりTinyMCE絡みが多い印象を受けたのですが、ショートコード関連も少し変わっていたので簡単にまとめてみました。

「投稿に挿入」時のタグをちょっとカスタマイズ(2011年7月29日 更新)

投稿画面において、画像をアップロードし投稿に挿入するすると、imgタグをaタグで囲んだものが挿入される(キャプションを指定した場合はタグも)。それらの画像をLightBox(JavaScriptライブラリ)で表示する場合、aタグにrel属性を追加するのだが、その作業を毎回投稿に挿入した後で行うのがちょっと面倒。というわけで、自動的にrel属性を追加するようにしてみました。