説明
パラメータ
- $post投稿情報または投稿ID
が格納された変数を指定(省略時はnull)。 - $output出力形式(OBJECT、ARRAY_A、ARRAY_Nの何れか)を指定(省略時はOBJECT)。
- $filterフィルターを指定(省略時は'raw')。
返り値
投稿情報が見つかった場合は$outputで指定した形式(オブジェクトまたは配列)で返す。投稿情報が見つからない場合はnullを返す。注意
パラメータ$postは省略できない。パラメータ$postにnullや0などを指定した場合は、グローバル変数の$GLOBAL['post']を調べ、セットされている場合はその内容を、セットされていない場合はnullを返す。
パラメータ$postだが、どこがのバージョンで投稿IDを変数に入れないとエラーになっていたが、最新版は投稿IDを指定しても問題なくなっている。
パラメータ$outputにARRAY_AまたはARRAY_Nを指定した場合は、固定ページとそれ以外の投稿タイプとでは得られる配列の要素が異なる。具体的には固定ページの場合は'page_template'(ARRAY_Nの場合は25)にテンプレートファイル名が格納されるが、固定ページ以外の場合はこの要素がない。ARRAY_Nを指定してキーが25以降の値を参照するときは注意が必要である。
使用例
- 投稿IDが10の投稿情報を取得する。<?php $post = get_post( 10
$id = 10); ?> - 投稿IDが10の投稿情報を連想配列で取得する。<?php $post = get_post( 10, ARRAY_A ); ?>
フィルター
実行するフィルターはありません。アクション
実行するアクションはありません。ソースファイル
/wp-includes/post.php最終更新 : 2023年06月07日 10:38
関連
お勧め
Login rebuilder 2.3.0の新機能を紹介(2018年5月27日 更新)
プラグイン「Login rebuilder」はログイン時の履歴(ログ)や不正なログインページへのアクセス履歴を保存している。これらの履歴情報はダッシュボートで確認できるが、バージョン2.3.0においてそれぞれがダウンロードできるようになった。
古めのリビジョンを削除した時のメモ(2022年5月16日 更新)
大きく育ったデータベースを整理するため、古めのリビジョンとそれに紐づいたカスタムフィールドデータを削除。と思ったら「The total number of locks exceeds the lock table size」というエラーが発生して削除できなかった。
決まった値を返すだけの関数群(2018年5月27日 更新)
WordPressのソースコードを眺めているとフィルター関数名で'__return_○○'が指定されている部分を時々見かけます。それらの関数定義を見てみると、すべて決まった値を単純に返すだけでした。これらの関数がちょっと気になったので、まとめてみました。
「Align widgets horizontally」プラグインのフィルター使用例(2024年5月15日 更新)
ダッシュボードのウィジェットを横並びに変える「Align widgets horizontally」プラグインには緒設定を変更できるフィルターが用意されている。ここではフィルターの使い方と設定できる項目について紹介する。
WP_Postオブジェクトで投稿情報を直感的に使う(2012年10月4日 更新)
WordPress 3.5で登場するであろう WP_Postクラス。WordPressの投稿情報は、投稿情報本体のほか、カテゴリーや投稿タグ、カスタムフィールドなど、いくつかに分散して記録され、それぞれの情報を取得する際は、いくつかの関数をしていた。新しいWP_Postクラスにより、その習慣とおさらばできるかもしれない。