説明
mixed get_term( mixed $term [ , string $taxonomy = '' [ , string $output = OBJECT [ , string $filter = 'raw' ] ] ] )
IDを指定してカテゴリー・タグ情報を取得する。
パラメータ
- $termID(term_id)またはカテゴリー・タグ情報のオブジェクトを指定。
- $taxonomyタクソノミー名として'category'、'post_tag'、'link_category'などを指定([4.4.0]省略時は'')。
- $output出力型を示すOBJECT、ARRAY_A、ARRAY_Nの何れか(省略時はOBJECT)。
- $filterフィルター名(省略時は'raw')。
返り値
カテゴリー・タグが見つかった場合はそのカテゴリー・タグ情報をパラメータ$outputで指定された型で返す。カテゴリー・タグが見つからなかった場合はnullを返す。また、パラメータ$termが空の場合、$taxonomyが無効なタクソノミー名の場合は WP_Errorのオブジェクトを返す。 $outputがOBJECTの場合(デフォルト)、メンバー変数は次の通り。プロパティ名 | データ型 | 意味 |
---|---|---|
term_id | int | ID |
name | string | 名前 |
slug | string | スラッグ |
term_group | int | グループID |
term_taxonomy_id | int | タクソノミーID |
taxonomy | string | タクソノミー名。カテゴリーの場合は'category'、タグの場合は'post_tag'となる |
description | string | 説明 |
parent | int | 親カテゴリーID。親カテゴリーがない場合は0となる |
count | int | 投稿数 |
注意
返り値はWP_Errorのオブジェクトの場合あるので、返り値がオブジェクトであっても is_wp_error関数で確認するのが望ましい。 またパラメータ$termにカテゴリー・タグ情報のオブジェクトを指定した場合、フィルター処理を行った後、$outputで指定した型に変換したデータを返す。
[4.4.0]パラメータ$taxonomyは省略可能になった。
使用例
- IDが10のカテゴリー情報を取得する。<?php $cat = get_term( 10, 'category' ); ?>
フィルター
[2.3.0]ターム情報を取得した直前に'get_term'フィルターを呼び出す。パラメータ$_termには取得したターム情報が、$taxonomyには本関数が受け取った値が格納されている。$_term = apply_filters( 'get_term', $_term, $taxonomy );
[2.3.0]'get_term'フィルターの直前に"get_$taxonomy"フィルターを呼び出す($taxonomyはタクソノミー名)。パラメータ$_termには取得したターム情報が、$taxonomyには本関数が受け取った値が格納されている。
$_term = apply_filters( "get_$taxonomy", $_term, $taxonomy );
アクション
実行するアクションはありません。ソースファイル
/wp-includes/taxonomy.php最終更新 : 2019年03月15日 10:22
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