load_script_textdomain

説明

string|false load_script_textdomain( string $handle [ , string $domain = 'default' [ , string $path = null ] ] )
JavaScript向け翻訳ファイルを読み込む。

パラメータ

  • $handle
    JavaScriptのハンドル名を指定。
  • $domain
    ドメイン名を指定([5.1.0]省略時'default')。
  • $path
    翻訳ファイル(.json)があるディレクトリのフルパス名を指定(省略時null)。

返り値

翻訳ファイルが見つかった場合はその内容を返す。見つからなかった場合はfalseを返す。


注意

本関数はテーマやプラグインが wp_set_script_translations関数を使用した場合に呼び出される。JavaScript向け翻訳ファイルのファイル名は、「ドメイン名-ロケール名-ハンドル名.json」か「ドメイン名-ロケール名-md5ハッシュ値.json」となる(md5ハッシュ値は対象のJavaScriptファイルのパス名の一部から生成)。

[5.0.2]'script_loader_src'フィルターがなくなり、'load_script_textdomain_relative_path'フィルターが追加された。また翻訳ファイルの読み込みは load_script_translations関数が使用されるように変更された。

[5.1.0]第2パラメータ$domainが省略可能になった。


使用例

  • プラグイン内のJavaScript向け翻訳ファイルを読み込む。
    <?php $content = load_script_textdomain( 'myplugin-script', 'myplugin-domain', dirname( __FILE__ ) . '/languages' ); ?>

フィルター

[5.0.2]JavaScriptファイルの相対パス名を確定したら'load_script_textdomain_relative_path'フィルターを呼び出す。パラメータ$relativeにはJavaScriptファイルの相対パス名が、$srcにはJavaScriptファイルのURLが格納されている。
$relative = apply_filters( 'load_script_textdomain_relative_path', $relative, $src );
[5.0.0]$pathで指定されたディレクトリに翻訳ファイルが存在しなかった場合に'script_loader_src'フィルターを呼び出す。パラメータ$srcにはハンドル名に紐づけられたJavaScriptファイルのパス名が、$handleには本関数が受け取った内容が格納されている。
$src = esc_url( apply_filters( 'script_loader_src', $src, $handle ) );

アクション

実行するアクションはありません。

ソースファイル

/wp-includes/l10n.php

最終更新 : 2019年02月26日 10:18



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