説明
パラメータ
- $domainドメイン名を指定。
- $path国際化用ファイル(MOファイル)のパス名を指定(省略時はfalseとなり、現在のテーマのディレクトリとなる)。
返り値
国際化用ファイル(MOファイル)をロードできた場合はtrueを、ロードできなかった場合はfalseを返す。注意
ドメイン名は、__関数や_e関数といった翻訳テキストを使用する際のパラメータとして指定する。
パラメータを$pathを省略した場合、現在のテーマのディレクトリにあるロケール情報.moファイルがロードされる。例)ドメイン名が'mydomain'、ロケール情報が'ja'の場合
パラメータを$pathを指定した場合、そのパス名のディレクトリにあるロケール情報.moファイルがロードされる。例)ドメイン名が'mydomain'、$pathとしてget_template_directory関数の戻り値に'/languages'を追加し、ロケール情報が'ja'の場合
[4.6.0]従来テーマ内の(ロケール).moファイルよりも定数WP_LANG_DIR(/wp-content/languages)/themes/(ドメイン名)-(ロケール情報).moファイルが優先されるように変更された。なお国際化用ファイルがWP_LANG_DIRが示すディレクトリ(テーマであれば/wp-content/languages/themes)以下にある環境で__関数や_e関数などの翻訳テキストを取得する関数が呼ばれた場合、国際化用ファイルがロードされていない場合は自動的にロードされるため、本関数を使用する必要はない。
使用例
- テーマ内の国際化用ファイル(MOファイル)をロードする。<?php load_theme_textdomain( 'mydomain' ); ?>
- テーマ内の'languages'ディレクトリにある国際化用ファイル(MOファイル)をロードする。<?php load_theme_textdomain( 'mydomain', get_template_directory().'/languages' ); ?>
フィルター
[3.0.0]冒頭でロケールを決定するため'theme_locale'フィルターを呼び出す。パラメータ$localeにはサイトのロケール([4.7.0]$localeがログインしている場合はそのユーザーのロケールを優先)が、$domainには本関数が受け取った内容が格納されている。$locale = apply_filters( 'theme_locale', $locale, $domain );
アクション
実行するアクションはありません。ソースファイル
/wp-includes/l10n.php最終更新 : 2018年10月29日 15:58
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