説明
パラメータ
- $emailメールアドレスを指定。
返り値
無効な文字を除外したメールアドレスを返す。無効な書式の場合は''を返す。
注意
本関数はプラグインやテーマで使用できるほか、標準で'pre_comment_author_email'、 'pre_user_email'、 'comment_author_email'、 'user_email'フィルターとして登録されている。
メールアドレスとして無効な文字を除外する前に書式のチェックが行われ、エラーが見つかった場合はその内容を示すメッセージを含めた'sanitize_email'フィルターを呼び出す。
$messageの内容 | 意味 |
---|---|
'email_too_short' | $emailが6文字未満 |
'email_no_at' | 2文字目以降に'@'がない |
'local_invalid_chars' | ローカル部に有効な文字がない |
'domain_period_sequence' | ドメイン部から連続する'.'を除外すると有効な文字がない |
'domain_period_limits' | ドメイン部の先頭および末尾の空白文字と'.'を除外すると有効な文字がない |
'domain_no_periods' | ドメイン部が単独の'.'で区切られていない |
'domain_no_valid_subs' | ドメイン部に第2レベルドメインがない |
使用例
- 変数$emailについてメールアドレスとして無効な文字を除外する。
<?php $sanitized_email = sanitize_email( $email ); ?>
フィルター
[2.8.0]メールアドレスを返す前に'sanitize_email'フィルターを呼び出す。パラメータ$sanitized_emailには無効な文字を除外したメールアドレス(書式が無効な場合は'')が、$emailには本関数が受け取った内容が、$messageにはnull(書式が無効な場合はその旨を示す文字列)が格納されている。return apply_filters( 'sanitize_email', $sanitized_email, $email, $message );
アクション
実行するアクションはありません。ソースファイル
/wp-includes/formatting.php最終更新 : 2019年04月24日 16:12
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