sanitize_text_field

説明

string sanitize_text_field( string $str )
INPUT要素に入力された文字列またはデータベースに格納された文字列をサニタイズする。

パラメータ

  • $str
    任意の文字列を指定。

返り値

サニタイズした文字列を返す。

注意

文字エンコードUTF-8で無効な文字やHTML要素の記述を取り除く。また改行文字やタブ文字はスペースに置き換える。

改行文字を含む文字列については sanitize_textarea_fieldが使用できる。


使用例

  • 変数$strの内容をサニタイズする。
    <?php $str = sanitize_text_field( $str ); ?>

フィルター

[2.9.0]標準のサニタイズ処理を行った後'sanitize_text_field'フィルターを呼び出す。パラメータ$filteredにはサニタイズされた内容が、$strには本関数が受け取った内容が格納されている。
return apply_filters( 'sanitize_text_field', $filtered, $str );

アクション

実行するアクションはありません。

ソースファイル

/wp-includes/formatting.php

最終更新 : 2018年12月07日 09:40



お勧め

フォーム内のエスケープ処理を考える(2018年10月19日 更新)

WordPressにはエスケープ処理を行う esc_html関数と esc_attr関数がある。HTML要素(タグ)の属性値ならesc_attr関数を、それ以外はesc_html関数を使うことがほとんどだが、今回esc_html関数が適していないと思われるケースに遭遇した。

適切なテンプレートファイルを用意してテンプレート内の振り分け処理を無くす(2019年5月24日 更新)

/wp-includes/template-loader.phpではリクエストされたページに応じて現在のテーマにあるテンプレートファイルの中から適切なものを選びに振り分けている。ここでは、さまざまなテンプレートファイルの種類と、テンプレートファイルが省略された場合の内部の動作についてまとめてみる。

テーブルブロックを定形に整える(2021年12月27日 更新)

ブロックエディターについて調べていると、「段落ブロックをもう少しカスタマイズした」で使ったRichTextShortcutとは別にショートカットキーを使うためのKeyboardShortcutsが見つかった。今回はこのKeyboardShortcutsを使ってテーブルブロックを定形に整える仕組みを考えてみた。

テーブルブロックを投稿メタ(カスタムフィールド)に保存する(2022年1月5日 更新)

ふと「テーブルブロックの内容を投稿メタ(カスタムフィールド)として保存できたら便利なのでは」と思い、投稿メタの使い方を調べてみた。

ブロックエディターで現在の「ロケール」を取得した時のメモ(2024年8月10日 更新)

ブロックエディター向けのプラグインで日本語固有の機能を実装する際、現在のロケール(言語)を取得したい。ブロックエディターの編集時、投稿を編集しているユーザーの言語が優先され、それをどうやって取得するかを「ChatGPT」に聞いてみたのだが。。。