説明
bool update_option( string $option, mixed $newvalue [, mixed $autoload = null ] )
サイトオプションの値を更新する。
パラメータ
- $optionサイトオプション名。'siteurl'、'home'、'blogname'、'template'など。
- $newvalueオプションの値。
- $autoload[4.2.0]自動的にロードするかどうかを指定。'yes'またはtrueの場合は自動的にロードされ、'no'またはfalseの場合は自動的にロードされない。
返り値
パラメータ$optionで指定されたサイトオプションの値を更新できた場合はtrue、更新できなかった場合はfalseを返す。なお。更新する値と現在の値が同じ場合はfalseを返す。注意
一部のWordPressシステムのサイトオプション情報も更新できるが、テーマやプラグイン独自のオプション情報を保存する場合にも使用できる。
パラメータ$optionで指定されたオプションが登録されていない場合は、内部で add_option関数を呼び出してそのオプション情報を追加する。なおパラメータ$newvalueで指定される値は、サイトオプション名に応じてサニタイズしてから更新される。
[4.2.0]新しいオプション情報を追加する際、$autoloadが省略(null)の場合は'yes'となる。自動的にロードする指定を変更する場合は、オプション値を変更しなければならない(4.2.0では現在のオプション値のまま$autoloadの指定を変更することはできないため、既存のオプション値の指定を変更する場合は注意すること)。
使用例
- サイトオプション'blogname'の値を更新する。<?php update_option( 'blogname', 'Myブログ' ); ?>
フィルター
[2.6.0]現在の値を取得後に'pre_update_option_'.$optionフィルターを呼び出す(例:pre_update_option_blogname)。パラメータ$valueには更新後の値が、$old_valueには更新前の値がそれぞれ格納されている。 [4.4.0]パラメータ$optionが追加され、オプション名が格納されている。$value = apply_filters( 'pre_update_option_' . $option, $value, $old_value, $option );
$value = apply_filters( 'pre_update_option', $value, $option, $old_value );
アクション
[2.0.1]アップデート後に "update_option_{$option}"アクションを呼び出す(例:update_option_blogname)。パラメータ$old_valueには更新前の値が、$valueには更新後の値がそれぞれ格納されている。do_action( "update_option_{$option}", $old_value, $value );
do_action( 'updated_option', $option, $old_value, $value );
ソースファイル
/wp-includes/option.php最終更新 : 2022年08月16日 17:55
関連
お勧め
時代はWP_Queryなのか(2011年8月1日 更新)
WordPressのテーマ作成において、メインの投稿記事とは別に特定の条件を指定した投稿内容を表示することが多々ある。つい最近まで get_posts関数を使用することが多かったのだが、最近はWP_Queryクラスを使用することが多くなってきた。3.6リリース直前チェック(2013年7月26日 更新)
$wpdbは、WordPressのデータベースにアクセスする際に使用できる便利なオブジェクト。独自テーブルの利用やデータ検索の最適化など、標準提供される関数では実現できないことを手助けしてくれる。そんな$wpdbのescapeメソッドが3.6で非推奨(deprecated)になる。テーブルブロックを投稿メタ(カスタムフィールド)に保存する(2022年1月5日 更新)
ふと「テーブルブロックの内容を投稿メタ(カスタムフィールド)として保存できたら便利なのでは」と思い、投稿メタの使い方を調べてみた。
さくらのVPSでKUSANAGI(2018年5月27日 更新)
請け負っていた業務が一段落したので、「さくらのVPS」で「KUSANAGI」を試してみました。推奨環境はメモリ4GBとなっているが、今回は実験的な利用なので、SSD 2GBプランでトライしました。
投稿画面のウェジェットを2列にする(2013年4月17日 更新)
ダッシュボード画面ではスクリーンレイアウトを最大4列まで選択できるのに、投稿画面は1列か2列のどちらか。高解像度のディスプレイを使っていると、投稿画面では大画面のメリットを生かせていない理由がここにあるのではと感じ、3列対応にしてみた。