説明
string wp_dropdown_categories( [ mixed $args = '' ] )
ドロップダウン形式のカテゴリーリストを表示または取得する。
パラメータ
- $args検索条件を指定する文字列または連想配列。主なキーワードは次の通り。
キーワード 意味 show_option_all トップページURLのテキストを指定(省略時は'') show_option_none カテゴリーがない場合のテキストを指定(省略時は__('No categories')) show_last_update 最終更新日を出力する場合はtrue、出力しない場合はfalseを指定(省略時はfalse) show_count 投稿数を表示する場合はtrue、表示しない場合はfalseを指定(省略時はfalse) echo 表示する場合はtrue、取得する場合はfalseを指定(省略時はtrue) depth 階層付きの場合はtrue、階層なし(フラット)の場合はfalseを指定(省略時はfalse) name select要素のname属性値を指定(省略時は'cat') id select要素のid属性値を指定(省略時は'') class select要素のclass属性値を指定(省略時は'postform') tab_index select要素のtabindex属性値を指定(省略時は0) hide_if_empty 条件にマッチするカテゴリーがない場合にselect要素を出力しない場合はtrue、必ず出力する場合はfalseを指定(省略時はfalse) option_none_value (最初に表示される)未選択時のoption要素のvalue属性値を指定(省略時は-1) value_field option要素のvalue属性値を指定(省略時は'term_id') required [4.6.0]select要素にrequired属性を指定(省略時はfalse)
内部で呼び出される get_termsと共通するパラメータは次の通り。キーワード 意味 orderby ソート対象を示すcount、name、slug、term_group、none、idなど(省略時は'name') order ソート順を示すASCかDESC(省略時はASC) hide_empty 投稿記事がないカテゴリーを取得しない場合はtrue(1)、投稿記事がないカテゴリーも取得する場合はfalse(0)を指定(省略時はtrue) exclude 取得したくないカテゴリーのID(複数指定する場合は,で区切る。省略時は'') child_of カテゴリーのIDを指定(そのIDのカテゴリーの子孫がすべて対象となる。省略時はfalse) hierarchical true(1)またはfalse(0)を指定(省略時はtrue) taxonomy タクソノミーのスラッグを指定(省略時は'category')
返り値
パラメータ$argsで'echo'の値に0を指定した場合はカテゴリーリストのHTMLテキストを返す。'echo'の値が1の場合は何も返さない。注意
デフォルトでは'hide_empty'が1(true)のため、投稿のないカテゴリーは含まれない。投稿数に関係なくすべてのカテゴリーを表示(取得)する場合は、'hide_empty=0'を指定する。パラメータ$argsには'selected'があり、カテゴリーアーカイブページの場合には現在のカテゴリーのIDが設定されるようになっている。 [4.2.0]'value_field'が追加され、option要素のvalue属性値にタームID以外(例:カテゴリー名)を表示できるようになった。
使用例
- ドロップダウン形式のカテゴリーリストを表示する。<?php wp_dropdown_categories(); ?>
- ドロップダウン形式の全カテゴリーリストを取得する。<?php $dropdown = wp_dropdown_categories( array( 'echo'=>0, 'hide_empty'=>0, 'hierarchical'=>1 ) ); ?>
フィルター
HTMLテキストを表示または返す直前にwp_dropdown_catsフィルターを実行する。$outputにはHTMLテキストが入る。$output = apply_filters( 'wp_dropdown_cats', $output );
アクション
実行するアクションはありません。ソースファイル
/wp-includes/category-template.php最終更新 : 2016年08月22日 11:38
関連
お勧め
プラグインのロード順を制御する(2014年6月9日 更新)
これまでプラグインがどのような順番でロードされるか意識していなかったのだが、とある自作プラグインを他のプラグインよりも先にロードさせたくなったので調べてみた。
5.3の機能強化:カスタムフィールドキーの条件指定が使いやすくなる(2019年11月19日 更新)
5.3 RC4もリリースされ、正式リリースまであと1週間。5.3の変更点を確認していると、WP_Meta_Queryクラスが変更されていた。これは「Expanded meta key comparison operators in 5.3」で紹介されており、さまざまな条件指定が追加されていた。
HTML entities button:プラグイン作ってみました(2021年4月28日 更新)
以前投稿した「HTML編集モードに定型文ボタンを追加する」をアレンジして、HTML編集モードに特殊文字(HTMLエンティティ)を挿入できるボタン、顔文字を挿入できるボタン、過去の投稿ページのリンクを挿入できるボタンを追加するプラグインを作ってみました。HTML編集モードの作業効率を向上させるプラグインです。2.1.0では「Dashiconsの挿入」を追加しました。HTML編集モードをメインに使用されている方は、お試しあれ。更新ボタンの横にスピナーを実装する(2019年5月14日 更新)
WordPressの管理画面ではAJAXを使って何らかの処理を行う際、数秒間の空き時間にアイコンがクルクル回る「スピナー」を表示しているところがある。今作っているプラグインでこの「スピナー」を使いたくなったので、実装方法を調べてみた。
「順序」をtextからnumberに変更してみた(2018年5月27日 更新)
固定ページの編集画面の「投稿の属性」ウィジェットには、ページの並び替えに使用できる「順序」のinput要素がある。この「順序」のinput要素はtype属性が'text'となっており、編集の際にIMEが有効になってしまう場合がある。ページの編集頻度が多くなると、その都度IMEをオフにするのがやや面倒になってくる。