説明
パラメータ
- $termターム名を指定。
- $taxonomy'category'や'post-tag'などのタクソノミー名を指定。
- $args付加情報を連想配列または文字列で指定(省略時はarray())。連想配列の要素は次の通り。
キー名 内容 省略時の値 'alias_of' グループ用 '' 'description' 説明 '' 'parent' 親ターム(カテゴリ)のID(親がない場合は0) 0 'slug' スラッグ ''
返り値
タームが登録できた場合は'term_id'と'term_taxonomy_id'を要素に持つ連想配列を、登録できなかった場合は WP_Errorオブジェクトを返す。
[5.1.0]重複するターム情報が見つかった場合は、先に登録されていたターム情報の'term_id'と'term_taxonomy_id'を要素に持つ連想配列を返す。
注意
パラメータ$argsを省略した場合、付加情報は次のようになる。
array( 'alias_of' => '', 'description' => '', 'parent' => 0, 'slug' => '')
使用例
- 投稿タグ'新商品'を登録する。<?php wp_insert_term( '新商品', 'post_tag' ); ?>
- 小カテゴリ'トマト'を登録する(親カテゴリのIDは10)。<?php wp_insert_term( 'トマト', 'category', array( 'slug'=>'tomato', 'parent'=>10 ) ); ?>
フィルター
[3.0.0]タクソノミーの存在を確認後、'term_id_filter'フィルターを呼び出す。パラメータ$termと$taxonomyには本関数が受け取った内容が格納されている。$term = apply_filters( 'pre_insert_term', $term, $taxonomy );
$data = apply_filters( 'wp_insert_term_data', $data, $taxonomy, $args );
$duplicate_term = apply_filters( 'wp_insert_term_duplicate_term_check', $duplicate_term, $term, $taxonomy, $args, $tt_id );
$term_id = apply_filters( 'term_id_filter', $term_id, $tt_id );
アクション
ターム情報の更新直前に'edit_terms'アクションを実行する。パラメータ$term_idにはターム情報のIDが格納されている。do_action( 'edit_terms', $term_id );
do_action( 'edited_terms', $term_id );
do_action( "create_term", $term_id, $tt_id, $taxonomy );
do_action( "create_{$taxonomy}", $term_id, $tt_id );
do_action( "created_term", $term_id, $tt_id, $taxonomy );
do_action( "created_{$taxonomy}", $term_id, $tt_id );
do_action( 'saved_term', $term_id, $tt_id, $taxonomy, $update );
do_action( "saved_{$taxonomy}", $term_id, $tt_id, $update );
ソースファイル
/wp-includes/taxonomy.php最終更新 : 2020年08月31日 11:27
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