wp_link_pages

説明

string wp_link_pages( [ mixed $args = '' ] )
分割ページのリンクをパラメータ$argsのecho値が1ならば表示する。echo値が0ならばその文字列を取得する。

パラメータ

  • $args
    表示条件を指定する文字列(または連想配列)。文字列の場合はname=valueの形式で指定し、複数の条件はname1=value1&name2=value2のように'&'の後に続ける。主なキーワードは次の通り。
    キーワード省略時の値意味
    before'<p>Pages:'全ページリンクの前に連結する文字列
    after'</p>'全ページリンクの後に連結する文字列
    link_before''各ページリンクの前に連結する文字列
    link_after''各ページリンクの後に連結する文字列
    aria_current'page'[5.1.0]aria_current属性値として'page'、'step'、'location'、'date'、'time'、'true'、'false'のいずれかを指定
    next_or_number'number'リンクをページ番号で指定する場合は'number'を、それ以外の場合はnextpagelink値とpreviouspagelink値が有効になる
    nextpagelink'次のページへ'(next_or_number値が'number'以外の場合に有効)
    previouspagelink'前のページへ'(next_or_number値が'number'以外の場合に有効)
    pagelink'%'ページリンクの書式を指定。%を必ず含める必要があり、%が実際のページ番号に置き換わる(next_or_number値が'number'の場合に有効)
    more_file''
    echo1表示する場合は1、文字列として取得する場合は0

返り値

パラメータ$argsにecho値が0の場合は、リンクの文字列を返す。echo値が1(デフォルト)の場合は何も返さない。

注意

投稿情報が複数ページに分割されていない(<!--nextpage-->を含んでいない)場合は、何も表示されない。

使用例

  • 分割ページのリンクを表示する。
    <?php wp_link_pages( ); ?>

フィルター

[3.0.0]HTMLを生成する前に'wp_link_pages_args'フィルターを呼び出す。パラメータ$paramsには本関数が受け取ったパラメータ(連想配列)にデフォルト値をマージした内容が格納されている。
$r = apply_filters( 'wp_link_pages_args', $params );
[3.6.0]各リンク部品(a要素またはspan要素)を連結する前に'wp_link_pages_link'フィルターを呼び出す。パラメータ$linkにはリンク部品が、$iにはページ番号が格納されている。
$link = apply_filters( 'wp_link_pages_link', $link, $i );
[3.6.0]HTMLを生成した後で'wp_link_pages'フィルターを呼び出す。パラメータ$outputには生成したHTMLが、$argsには本関数が受け取った内容が格納されている。
$html = apply_filters( 'wp_link_pages', $output, $args );

アクション

実行するアクションはありません。

ソースファイル

/wp-includes/post-template.php

最終更新 : 2019年03月01日 16:05


お勧め

edit_custom_thumbnail_sizesフィルターを使ってみた(2022年5月30日 更新)

アップロード済みの画像は、トリミングや回転、反転といった編集が可能である。6.0.0で追加されたedit_custom_thumbnail_sizesフィルターは、編集された内容を反映させるサイズを拡張するものだったので、さっそく使ってみた。

WordPressと組み込まれている主なJavaScriptライブラリのバージョン一覧(2018年5月27日 更新)

WordPressの更新が遅れていたサイトを少し前に更新したところ、jQuery UI sortableを使って拡張したページに不具合が発生しました。WordPressの更新に伴って内部のjQuery UIが更新されたことに起因すると思われ、これを機にWordPressとそれに組み込まれたJavaScriptライブラリのバージョンを確認してみました。

投稿日の検索が自由自在に(2015年3月7日 更新)

WordPress 3.7.0ではWP_Date_Queryクラスが追加され、WP_Queryクラス(もちろん query_posts関数でも)で利用できるようになった。このWP_Date_Queryにより、○年○月○日以前や以降の投稿情報を取得したり、○年○月○日から○年○月○日の範囲の投稿情報を取得したりといったことが、容易に行えるようになった。

新テーマ「Twenty Twenty-Three」にはfunctions.phpがない(2022年10月6日 更新)

WordPress 6.1に同梱された新テーマ「Twenty Twenty-Three」を見てみると、そこには見慣れたfunctions.phpがない。Full Site Editing(FSE)対応テーマってこんな感じなのかと思いつつ、テーマの設定がどうなっているのか調べてみた。

WordPressのコーディングスタンダードとPSR-2がかみ合わない(2018年5月27日 更新)

先日パソコンのストレージを換装して開発環境を再構築。エディタのEclipseは「Neon(4.6)」から「Oxygen(4.7)」へ切り替わった。コードを書き始めるとそこはかとなく違和感があり、調べていくとPHPの「Code Style(Formatter)」が「PSR-2」に設定されていることが原因だった。