説明
パラメータ
- $args連想配列でパラメータを指定(省略時はarray())。
キー名 意味 省略時の値 'walker' HTMLを生成するWalkerオブジェクト null 'max_depth' 深度 '' 'style' スタイルとして'ul'、'ol'(または'div') 'ul' 'callback' コールバック関数 null 'end-callback' 終了時のコールバック関数 null 'type' 有効なコメントタイプとして'all'、'comment'、'pingback'、'trackback'、'pings'のいずれか 'all' 'page' ページID '' 'per_page' 1ページのコメント件数 '' 'avatar_size' アバターサイズ 32 'reverse_top_level' トップレベルの表示順として'desc'、'asc'のいずれか null 'reverse_children' 子コメントを逆転する場合はtrue '' 'format フォーマットとして'html5'、'xhtml'のいずれか テーマがHTML5をサポートしている場合は'html5' 'short_ping' ショートping false 'echo' 表示する場合はtrueを指定 true - $commentsコメントオブジェクトの配列を指定(省略時はnull)。
返り値
パラメータ$args['echo']がfalseの場合はコメントリストのHTMLテキストを返す。パラメータ$args['echo']がfalse(コメントリストを表示)の場合、明示的には何も返さない(nullを返す)。注意
コメントリストの生成は、デフォルトではWalker_Commentオブジェクトで行うが、パラメータ$args['walker']に任意のWalkerオブジェクトを指定できる。
この関数内でメインクエリー(WP_Query)オブジェクトである$wp_query->max_num_comment_pagesを更新している。
使用例
- 現在の投稿のコメントリストを表示する。<?php wp_list_comments(); ?>
- 現在の投稿のコメントリストを取得する。<?php $list = wp_list_comments( array( 'echo'=>false ) ); ?>
- パラメータ$commentsをol要素で表示する。<?php wp_list_comments( array( 'style'=>'ol' ), $comments ); ?>
フィルター
[4.0.0]パラメータ$argsの初期設定後、'wp_list_comments_args'フィルターを呼び出す。パラメータ$rには$argsに各要素のデフォルト値を設定した連想配列となる。アクション
実行するアクションはありません。ソースファイル
/wp-includes/comment-template.php最終更新 : 2014年09月18日 13:00
関連
お勧め
フォーム内のエスケープ処理を考える(2018年10月19日 更新)
WordPressにはエスケープ処理を行う esc_html関数と esc_attr関数がある。HTML要素(タグ)の属性値ならesc_attr関数を、それ以外はesc_html関数を使うことがほとんどだが、今回esc_html関数が適していないと思われるケースに遭遇した。
適切なテンプレートファイルを用意してテンプレート内の振り分け処理を無くす(2019年5月24日 更新)
/wp-includes/template-loader.phpではリクエストされたページに応じて現在のテーマにあるテンプレートファイルの中から適切なものを選びに振り分けている。ここでは、さまざまなテンプレートファイルの種類と、テンプレートファイルが省略された場合の内部の動作についてまとめてみる。テーブルブロックを定形に整える(2021年12月27日 更新)
ブロックエディターについて調べていると、「段落ブロックをもう少しカスタマイズした」で使ったRichTextShortcutとは別にショートカットキーを使うためのKeyboardShortcutsが見つかった。今回はこのKeyboardShortcutsを使ってテーブルブロックを定形に整える仕組みを考えてみた。
テーブルブロックを投稿メタ(カスタムフィールド)に保存する(2022年1月5日 更新)
ふと「テーブルブロックの内容を投稿メタ(カスタムフィールド)として保存できたら便利なのでは」と思い、投稿メタの使い方を調べてみた。
ブロックエディターで現在の「ロケール」を取得した時のメモ(2024年8月10日 更新)
ブロックエディター向けのプラグインで日本語固有の機能を実装する際、現在のロケール(言語)を取得したい。ブロックエディターの編集時、投稿を編集しているユーザーの言語が優先され、それをどうやって取得するかを「ChatGPT」に聞いてみたのだが。。。