説明
string wp_nav_menu( [ array $args = array() ] )
ナビゲーションメニューを表示する(パラメータ'echo'がtrueの場合)。パラメータ'echo'がfalseの場合は、ナビゲーションメニューの文字列(HTMLコード)を返す。
パラメータ
- $args検索条件を指定する連想配列。キーワードは次の通り。
キーワード 省略時の値 意味 menu '' カスタムメニューのIDを指定 container 'div' ナビゲーションメニューを囲むタグ名を指定 container_class '' ナビゲーションメニューを囲むタグのクラス名を指定 container_id '' ナビゲーションメニューを囲むタグのIDを指定 menu_class 'menu' ナビゲーションメニューを囲むタグのクラス名を指定 menu_id '' ナビゲーションメニューを囲むタグのIDを指定 echo true ナビゲーションメニューを表示する場合はtrue、文字列として取得する場合はfalseを指定 fallback_cb 'wp_page_menu' メニューが存在しない場合に実行するコールバック関数名を指定(wp_page_menu) before '' メニューのリンク(aタグ)の前に出力する文字列を指定 after '' メニューのリンク(aタグ)の後に出力する文字列を指定 link_before '' メニューの文字列の前に出力する文字列を指定 link_after '' メニューの文字列の後に出力する文字列を指定 items_wrap '<ul id="%1$s" class="%2$s">%3$s</ul>' [3.1.0]メニューリストのパターンを指定 depth 0 階層数を指定(0はすべてを表示、1ならばメニューバーのみ)。 walker '' コールバック関数名を指定 theme_locaution '' テーマ内のロケーションIDを指定。
返り値
パラメータ'echo'がtrueの場合は何も返さない。パラメータ'echo'がfalseの場合はメニュータグの文字列を返す。注意
カスタムメニューを使用しない場合と使用する場合とでは、出力されるタグの構造が微妙に異なる。使用例
- ナビゲーションメニューを表示する。<?php wp_nav_menu( array( 'container_class' => 'menu-header', 'theme_locaution' => 'primary' ) ); ?>
- ナビゲーションメニューを取得する。<?php $nav = wp_nav_menu( array( 'container_class' => 'menu-header', 'theme_locaution' => 'primary', 'echo' => false ) ); ?>
フィルター
[3.0.0]受け取ったパラメータと標準値をマージ後、'wp_nav_menu_args'フィルターを呼び出す。パラメータ$argsには標準値とマージ済みの引数が格納された連想配列となる。$args = apply_filters( 'wp_nav_menu_args', $args );
[3.9.0]メニューHTMLを高速生成に対応するため'pre_wp_nav_menu'フィルターを呼び出す。パラメータ$outputは標準でnull、$argsには標準値とマージ済みの引数が格納された連想配列となる。
$nav_menu = apply_filters( 'pre_wp_nav_menu', $output, $args );
[3.0.0]メニューHTMLのコンテナ部分で使用できるタグを調べるため、'wp_nav_menu_container_allowedtags'フィルターを呼び出す。パラメータ$tagsはタグの配列で標準では array( 'div', 'nav' ) が格納されている。
$allowed_tags = apply_filters( 'wp_nav_menu_container_allowedtags', $tags );
[3.1.0]メニューアイテムHTMLの生成前に'wp_nav_menu_objects'フィルターを呼び出す。パラメータ$sorted_menu_itemsにはソート済みのメニューアイテム情報の配列、$argsには標準値とマージ済みの引数が格納された連想配列となる。
$sorted_menu_items = apply_filters( 'wp_nav_menu_objects', $sorted_menu_items, $args );
[3.0.0]メニューHTMLの生成前に'wp_nav_menu_items'フィルターを呼び出す。パラメータ$itemsにはメニューアイテムHTML、$argsには標準値とマージ済みの引数が格納された連想配列となる。
$items = apply_filters( 'wp_nav_menu_items', $items, $args );
[3.0.0]'wp_nav_menu_items'フィルターの直後に'wp_nav_menu_{$menu->slug}_items'フィルターを呼び出す。特定のメニューのみ操作する場合はこちらを使用するのが便利。パラメータ$itemsにはメニューアイテムHTML、$argsには標準値とマージ済みの引数が格納された連想配列となる。
$items = apply_filters( "wp_nav_menu_{$menu->slug}_items", $items, $args );
[3.0.0]メニューHTMLを出力する直前に'wp_nav_menu'フィルターを呼び出す。パラメータ$nav_menuにはメニューHTML、$argsには標準値とマージ済みの引数が格納された連想配列となる。
$nav_menu = apply_filters( 'wp_nav_menu', $nav_menu, $args );
アクション
実行するアクションはありません。ソースファイル
/wp-includes/nav-menu-template.php最終更新 : 2018年05月27日 10:49
関連
お勧め
Emojin:プラグイン作ってみました(2015年3月21日 更新)
ちょっと前のTLでiOSの絵文字を含んだ投稿を保存すると、絵文字以降の文章がすべて消えた状態で保存されるといったツイートを見かけた。少し検索してみると、MySQLのデータベースの文字セットが「utf8」の場合、iOSの絵文字のような4バイトの文字を正常に保存できず、それ以降の文章も保存されないというものらしい。対処方法としてデータベースの文字セットを「utf8mb4」に変更するのが有効らしいのだが、他に回避策がないか考えてみた。Twenty Seventeenのフォントサイズを変更してみた(2021年12月15日 更新)
先日投稿した「続テーマを変更せずにWebフォントを使ってみた」では、テーマ「Twenty Seventeen」でもWebフォントを使えるようにした。その際、「Twenty Seventeen」のフォントサイズが少し小さく感じたので、今回はフォントサイズを調整してみた。
HTML entities button:プラグイン作ってみました(2021年4月28日 更新)
以前投稿した「HTML編集モードに定型文ボタンを追加する」をアレンジして、HTML編集モードに特殊文字(HTMLエンティティ)を挿入できるボタン、顔文字を挿入できるボタン、過去の投稿ページのリンクを挿入できるボタンを追加するプラグインを作ってみました。HTML編集モードの作業効率を向上させるプラグインです。2.1.0では「Dashiconsの挿入」を追加しました。HTML編集モードをメインに使用されている方は、お試しあれ。5.7の機能拡張:エクスポートファイルに更新日時が追加ほか(2021年2月23日 更新)
WordPressはサイト移行を支援する機能として投稿情報のエクスポート機能を備えている。5.7ではこのエクスポート機能が改良され、更新日時情報が追加されるようだ。
query_posts(WP_Queryクラス)でカスタムフィールドを使う(2011年9月15日 更新)
先週3回にわたってtax_queryパラメータを使ったカテゴリーや投稿タグ、投稿フォーマットの絞り込みを整理したが、その途中で目に付いたのが'meta_query'パラメータ。この'meta_query'パラメータは、カスタムフィールドの絞り込み条件を指定するためのもので、3.2で登場した新しいパラメータのようだ。