wp_parse_url

説明

mixed wp_parse_url( string $url [ , int $component = -1 ] )
URLをパースして構成要素を取得する。

パラメータ

  • $url
    URLを指定。
  • $component
    [4.7.0]取得する構成要素を指定(省略時は-1)。

返り値

パラメータ$componentが-1の場合はURLの構成要素を格納した連想配列を返す。$componentが構成要素を指定する値の場合はその内容を返す。URLが無効か、$componentの値が無効な場合はfalseを返す。

注意

パラメータ$componentが-1の場合に取得できる連想配列のキーと、それぞれの部分を取得する際に指定てきるPHPの定数は次の通りとなる。

キー意味対応する$componentの値
'scheme'スキーマ(例: 'http')PHP_URL_SCHEME
'host'ホストPHP_URL_HOST
'port'ポート番号(例: 80)PHP_URL_PORT
'user'ユーザ名PHP_URL_USER
'pass'パスワードPHP_URL_PASSE
'path'パスPHP_URL_PATH
'query'クエリー部(?以降の部分)PHP_URL_QUERY
'fragment'フラグメント部(#以降の部分)PHP_URL_FRAGMENT

パラメータ$urlが'//'で始まる場合は連想配列の'scheme'キーは除外される。また'/'で始まる場合は連想配列の'scheme'キーおよび'host'キーは除外される。


使用例

  • パラメータ$urlの構成要素を取得する。
    <?php $array = wp_parse_url( $url ); ?>
  • パラメータ$urlのパス部分を取得する。
    <?php $path = wp_parse_url( $url, PHP_URL_PATH ); ?>

フィルター

実行するフィルターはありません。

アクション

実行するアクションはありません。

ソースファイル

/wp-includes/http.php

最終更新 : 2018年05月27日 10:44


お勧め

5.5で非推奨になる関数名について(2020年8月12日 更新)

来月にリリースされるWordPress 5.5に向けてBeta 1、2と公開が続いている。「WordPress 5.5 Beta 2(以降Beta 2)」のソースコードを見ていくと、いくつかの関数が非推奨になるようだ。

meta_compare_key使ってみた(2019年3月19日 更新)

ブロックエディターの登場により、標準のカスタムフィールドを使う機会はかなり減った気がする。そんな中、5.1.0で追加されたのが、カスタムフィールド名(メタキー)に含まれる文字列を指定する'meta_compare_key'キーだ。

プラグインの設定ページもレスポンシブ対応(2014年6月3日 更新)

レスポンシブ対応したWordPressの管理画面。プラグインやテーマのカスタマイズで管理画面を拡張しているなら、切り替わるタイミングはきっちり押さえておきたいところではないだろうか。

初期化に関連するアクションのおさらい(2013年11月27日 更新)

いつも何気なくfunctions.phpで使っているafter_setup_themeアクションやinitアクション。普段はあまり意識していなかったが、ふとしたことからどんな順番に呼び出されるのか気になってしまい、ちょっと調べてみた。

全投稿を取得するのはnopaging=1でいい(2011年8月31日 更新)

query_posts関数(またはWP_Queryクラス)を使う場合、取得する件数の指定を省略すると管理者ページの「表示設定」-「1ページに表示する最大件数」の指定値分だけの投稿情報を取得する。それでは条件にマッチするすべての投稿情報を取得するには?