説明
パラメータ
- $user_idユーザIDを指定。
- $rememberブラウザが閉じた後もクッキーを保持する場合はtrue、保持しない場合はfalseを指定(省略時はfalse)。
- $secureセキュア時はtrueを指定(省略時は'')。
- $token[4.3.0]セッションのトークンを指定(省略時は'')。
返り値
返り値はありません。注意
本関数は定数SECURE_AUTH_COOKIEまたはAUTH_COOKIEの認証クッキーと、LOGGED_IN_COOKIEのログインクッキーを設定する。
パラメータ$rememberはログインフォームの「Remember Me(ログイン状態を保存する)」の状態を表し、trueの場合は認証クッキーの有効期間が14日間、期限切れがその日時に有効期間と12時間を加えた秒数となる。$rememberがfalseの場合は有効期限が2日間、期限切れが0(ブラウザが閉じるとクッキーが削除される)となる。
[4.7.4]'send_auth_cookies'フィルターが追加され、クッキーの送信を制御できるようになった(falseを返すとクッキーは送信されない)。
[4.9.0]'set_auth_cookie'および'set_logged_in_cookie'アクションのパラメータに$tokenが追加された。
使用例
- ログインIDをクッキーに保存する。<?php wp_set_auth_cookie( $user_id ); ?>
- ブラウザが閉じた後もログインIDをクッキーに保存する。<?php wp_set_auth_cookie( $user_id, true ); ?>
フィルター
[2.8.0]始めに有効期間を'auth_cookie_expiration'フィルターを呼び出す。/* $rememberがtrueの場合 */
$expiration = $expire = time() + apply_filters( 'auth_cookie_expiration', 1209600, $user_id, $remember );
/* $rememberがfalseの場合 */
$expiration = time() + apply_filters( 'auth_cookie_expiration', 172800, $user_id, $remember );
$secure = apply_filters( 'secure_auth_cookie', $secure, $user_id );
$secure_logged_in_cookie = apply_filters( 'secure_logged_in_cookie', false, $user_id, $secure );
if ( ! apply_filters( 'send_auth_cookies', true, $expire, $expiration, $user_id, $scheme, $token ) ) {
アクション
[2.5.0]クッキーを保存する前に'set_auth_cookie'アクションを実行する。do_action( 'set_auth_cookie', $auth_cookie, $expire, $expiration, $user_id, $scheme, $token );
do_action( 'set_logged_in_cookie', $logged_in_cookie, $expire, $expiration, $user_id, 'logged_in', $token );
ソースファイル
/wp-includes/pluggable.php最終更新 : 2024年02月22日 12:59
関連
お勧め
プラグインのロード順を制御する(2014年6月9日 更新)
これまでプラグインがどのような順番でロードされるか意識していなかったのだが、とある自作プラグインを他のプラグインよりも先にロードさせたくなったので調べてみた。
5.3の機能強化:カスタムフィールドキーの条件指定が使いやすくなる(2019年11月19日 更新)
5.3 RC4もリリースされ、正式リリースまであと1週間。5.3の変更点を確認していると、WP_Meta_Queryクラスが変更されていた。これは「Expanded meta key comparison operators in 5.3」で紹介されており、さまざまな条件指定が追加されていた。
HTML entities button:プラグイン作ってみました(2021年4月28日 更新)
以前投稿した「HTML編集モードに定型文ボタンを追加する」をアレンジして、HTML編集モードに特殊文字(HTMLエンティティ)を挿入できるボタン、顔文字を挿入できるボタン、過去の投稿ページのリンクを挿入できるボタンを追加するプラグインを作ってみました。HTML編集モードの作業効率を向上させるプラグインです。2.1.0では「Dashiconsの挿入」を追加しました。HTML編集モードをメインに使用されている方は、お試しあれ。更新ボタンの横にスピナーを実装する(2019年5月14日 更新)
WordPressの管理画面ではAJAXを使って何らかの処理を行う際、数秒間の空き時間にアイコンがクルクル回る「スピナー」を表示しているところがある。今作っているプラグインでこの「スピナー」を使いたくなったので、実装方法を調べてみた。
「順序」をtextからnumberに変更してみた(2018年5月27日 更新)
固定ページの編集画面の「投稿の属性」ウィジェットには、ページの並び替えに使用できる「順序」のinput要素がある。この「順序」のinput要素はtype属性が'text'となっており、編集の際にIMEが有効になってしまう場合がある。ページの編集頻度が多くなると、その都度IMEをオフにするのがやや面倒になってくる。