説明
WP_User wp_set_current_user( int $id [ , string $name = '' ] )
パラメータ$idで指定されたユーザ情報を新しい現在のユーザ情報として設定する。
パラメータ
- $idユーザIDを指定。
- $nameユーザ名を指定(省略時は'')。
返り値
新しい現在のユーザ情報としてWP_Userのオブジェクト(グローバル変数$current_user)を返す。ユーザ情報のプロパティは次の通り。プロパティ名 | データ型 | 意味 |
---|---|---|
data | Object | 基本データ |
ID | int | ユーザID |
id | int | ユーザID |
caps | Array | 所有するロールの連想配列(キー名がロール名) |
cap_key | string | ロールのキー名 |
roles | Array | 所有するロールの配列(値がロール名) |
allcaps | Array | 所有する権限の連想配列(キー名が権限名) |
first_name | string | 名前 |
last_name | string | 名字 |
filter | string | フィルター |
user_login | string | ログイン名 |
user_pass | string | 暗号化されたパスワード |
user_nicename | string | ナイスネーム |
user_email | string | メールアドレス |
user_url | string | ウェブサイト |
user_registered | string | 登録日時(書式はyyyy-mm-dd hh:mm:ss) |
user_activation_key | string | アクティベーションキー |
user_status | int | ステータス |
display_name | string | ブログ上の表示名 |
spam | int | スパム |
deleted | int | 削除状態 |
nickname | string | ニックネーム |
description | string | プロフィール情報 |
rich_editing | bool | ビジュアルリッチエディターの状況 |
comment_shortcuts | bool | キーボードショートカットの状況 |
admin_color | string | 管理画面の配色 |
use_ssl | int | SSL使用 |
aim | string | AIM |
yim | string | Yahoo IM |
jabber | string | Jabber / Google Talk |
wp_capabilities | Array | 所有するロールの連想配列 |
wp_user_level | int | ユーザレベル |
wp_dashboard_quick_press_last_post_id | int | クイック編集用の投稿ID |
wp_usersettings | string | ユーザ設定内容 |
wp_usersettingstime | int | ユーザ設定更新時間(秒数) |
source_domain | string | ドメイン名 |
primary_blog | int | ブログID |
closedpostboxes_post | Array | クローズされている編集パーツの配列 |
metaboxhidden_post | Array | 非表示の編集パーツの配列 |
metaboxorder_post | Array | 編集パーツの並び順(キー名は'side'、'normal'、'advanced') |
screen_layout_post | int | スクリーンレイアウト(列の数) |
managenavmenuscolumnshidden | Array | 非表示のナビゲーションメニュー項目 |
metaboxhidden_navmenus | Array | 非表示のナビゲーションメニュー編集パーツ |
user_level | int | ユーザレベル |
user_firstname | string | 名前 |
user_lastname | string | 名字 |
user_description | string | プロフィール情報 |
注意
内部では、パラメータ$idおよび$nameで取得したユーザ情報をグローバル変数$current_userに設定する。使用例
- ユーザIDが3のユーザを現在のユーザとして設定する。<?php $userinfo = wp_set_current_user( 3 ); >
最終更新 : 2011年06月23日 17:17
関連
お勧め
Emojin:プラグイン作ってみました(2015年3月21日 更新)
ちょっと前のTLでiOSの絵文字を含んだ投稿を保存すると、絵文字以降の文章がすべて消えた状態で保存されるといったツイートを見かけた。少し検索してみると、MySQLのデータベースの文字セットが「utf8」の場合、iOSの絵文字のような4バイトの文字を正常に保存できず、それ以降の文章も保存されないというものらしい。対処方法としてデータベースの文字セットを「utf8mb4」に変更するのが有効らしいのだが、他に回避策がないか考えてみた。Twenty Seventeenのフォントサイズを変更してみた(2021年12月15日 更新)
先日投稿した「続テーマを変更せずにWebフォントを使ってみた」では、テーマ「Twenty Seventeen」でもWebフォントを使えるようにした。その際、「Twenty Seventeen」のフォントサイズが少し小さく感じたので、今回はフォントサイズを調整してみた。
HTML entities button:プラグイン作ってみました(2021年4月28日 更新)
以前投稿した「HTML編集モードに定型文ボタンを追加する」をアレンジして、HTML編集モードに特殊文字(HTMLエンティティ)を挿入できるボタン、顔文字を挿入できるボタン、過去の投稿ページのリンクを挿入できるボタンを追加するプラグインを作ってみました。HTML編集モードの作業効率を向上させるプラグインです。2.1.0では「Dashiconsの挿入」を追加しました。HTML編集モードをメインに使用されている方は、お試しあれ。5.7の機能拡張:エクスポートファイルに更新日時が追加ほか(2021年2月23日 更新)
WordPressはサイト移行を支援する機能として投稿情報のエクスポート機能を備えている。5.7ではこのエクスポート機能が改良され、更新日時情報が追加されるようだ。
query_posts(WP_Queryクラス)でカスタムフィールドを使う(2011年9月15日 更新)
先週3回にわたってtax_queryパラメータを使ったカテゴリーや投稿タグ、投稿フォーマットの絞り込みを整理したが、その途中で目に付いたのが'meta_query'パラメータ。この'meta_query'パラメータは、カスタムフィールドの絞り込み条件を指定するためのもので、3.2で登場した新しいパラメータのようだ。