wp_set_object_terms

説明

mixed wp_set_object_terms( int $object_id, mixed $terms, mixed $taxonomy [ , bool $append = false ] )
投稿情報などにタクソノミーを設定する。

パラメータ

  • $object_id
    投稿情報などのIDを指定
  • $terms
    タームID、ターム名またはそれらの配列を指定
  • $taxonomy
    'category'や'post_tag'などのタクソノミー名またはその配列を指定
  • $append
    追加のみを行う場合はtrue、指定したタクソノミー以外を削除する場合はfalseを指定(省略時、false)

返り値

正しく設定できた場合はタームIDの配列を返す。設定できなかった場合は、エラー内容を示す WP_Errorオブジェクトを返す。

注意

カスタム投稿タイプにカテゴリを設定する場合は、 register_post_type関数による登録際、'taxonomies'プロパティに'category'を指定しておくこと。この指定がない場合は正しく動作しない。
wp_set_post_categories関数ではカテゴリーをIDまたはその配列で指定するが、このwp_set_object_terms関数は文字列で指定できるので、こちらのほうが便利かも。

使用例

  • 投稿IDが10の投稿情報に'ニュース'と'値下げ'のカテゴリーを設定する。
    <?php wp_set_object_terms( 10, array( 'ニュース', '値下げ' ), 'category' ); ?>

フィルター

実行するフィルターはありません。

アクション

タクソノミーの関連付け情報を追加する前に'add_term_relationship'アクションを呼び出す。
do_action( 'add_term_relationship', $object_id, $tt_id );
タクソノミーの関連付け情報を追加した後に'added_term_relationship'アクションを呼び出す。
do_action( 'added_term_relationship', $object_id, $tt_id );
タクソノミーの関連付け情報を削除する前に'delete_term_relationship'アクションを呼び出す。
do_action( 'delete_term_relationships', $object_id, $delete_terms );
タクソノミーの関連付け情報を削除した後に'deleted_term_relationship'アクションを呼び出す。
do_action( 'deleted_term_relationships', $object_id, $delete_terms );
返り値を返す直前に'set_object_terms'アクションを呼び出す。
do_action( 'set_object_terms', $object_id, $terms, $tt_ids, $taxonomy, $append, $old_tt_ids );

ソースファイル

/wp-includes/taxonomy.php

最終更新 : 2022年01月05日 12:15



お勧め

Contact Form 7に確認フェーズを(2012年12月16日 更新)

Contact Form 7はWordPressによるサイト製作でお世話になることが多いプラグインの1つ。ただ、クライアント様によっては、入力、確認、送信の3フェーズにしたいという要望があり、そんな時は別の方法を採用していたのですが、JavaScript(jQuery)を使ってページ遷移しなくてもいいなら確認フェーズは用意できるかなと思い、作り込んでみた。

投稿一覧に独自リンクを追加する(2013年10月16日 更新)

管理者ページの「投稿一覧」や「固定ページ一覧」の各投稿記事はマウスポインタを移動すると、「編集」や「クイック編集」といったリンクが表示される。このリンクに独自のリンクを追加する方法を調べてみた。

HTML編集モードに定型文ボタンを追加する(2011年6月1日 更新)

投稿編集ページにはビジュアル編集モードとHTML編集モードがあり、それらを拡張するプラグインも多数存在している。そういったプラグインを利用するのもいいのだが、仕組みを理解するのも悪くないはず。というわけで、ここではHTML編集モードのボタンの仕組みと定型文を挿入するボタンを追加する方法を紹介する。

投稿日の検索が自由自在に(2015年3月7日 更新)

WordPress 3.7.0ではWP_Date_Queryクラスが追加され、WP_Queryクラス(もちろん query_posts関数でも)で利用できるようになった。このWP_Date_Queryにより、○年○月○日以前や以降の投稿情報を取得したり、○年○月○日から○年○月○日の範囲の投稿情報を取得したりといったことが、容易に行えるようになった。

プラグインのヘッダー情報を国際化対応しよう(2018年5月27日 更新)

バージョン4.8がリリースされてひと段落。あらためてプラグイン一覧ページを見てみると「Akismet」が「Akismet Anti-Spam (アンチスパム)」と表示されていた。説明文だけじゃなくプラグイン名も国際化対応できたのね。