説明
パラメータ
- $left_string古い方の文字列を指定。
- $right_string新しい方の文字列を指定。
- $args取得条件を連想配列または文字列で指定(省略時はnull)。主なキーは次の通り。
キー 内容 省略時の値 'show_split_view' 比較結果を左右で表示する場合はtrueを指定 true 'title' 表全体のタイトルを指定 '' 'title_left' $left_stringのタイトルを指定 '' 'title_right' $right_stringのタイトルを指定 ''
返り値
文字列の違いを示すHTML(table要素)を返す。違いがない場合は空の文字列を返す。
注意
比較は行単位で行われ、左右比較モード('show_split_view'がtrue)では、以下のような内容になる。
違い | 左側 | 右側 |
---|---|---|
古い方のみにある | td要素はdiff-deletedlineクラス | 空 |
新しい方のみにある | 空 | td要素はdiff-addedlineクラス |
内容が異なる | td要素はdiff-deletedlineクラス | td要素はdiff-addedlineクラス |
単一モード('show_split_view'がfalse)では、以下のような内容になる。
違い | 左側 |
---|---|
古い方のみにある | td要素はdiff-deletedlineクラス |
新しい方のみにある | td要素はdiff-addedlineクラス |
内容が異なる | 1行目のtd要素はdiff-deletedlineクラス、2行目のtd要素はdiff-addedlineクラス |
なおパラメータ$argsに'title'、'title_left'、'title_right'のいずれかを指定するとthead要素内が4カラムになり、tbody要素内とカラム数が異なってしまい、意図した表示にならない(バージョン4.9.8で確認)。タイトルを付けたい場合は本関数を使用せず、本関数を参考にして独自に実装する方がいいだろう。
使用例
- 投稿とリビジョンの本文部分を比較し、結果を左右比較モードで表示する。<?php echo wp_text_diff( $revisions[0]->post_content, $post->post_content ); ?>
- 投稿とリビジョンの本文部分を比較し、結果を単一モードで表示する。<?php echo wp_text_diff( $revisions[0]->post_content, $post->post_content, array( 'show_split_view' => false ) ); ?>
フィルター
実行するフィルターはありません。アクション
実行するアクションはありません。ソースファイル
/wp-includes/pluggable.php最終更新 : 2018年08月27日 12:56
お勧め
テキストエディタの文字を変更する(2018年5月27日 更新)
テキストエディタ(投稿ページの「テキスト」タブのエディタ)に標準では備わっていない機能を追加する自作プラグイン「html entities button」がほぼ1年ぶりにアップデート。ここではバージョン2.0.0で追加したテキストエディタのフォント切り替え機能について紹介する。
query_posts(WP_Queryクラス)でカスタムフィールドを使う(2011年9月15日 更新)
先週3回にわたってtax_queryパラメータを使ったカテゴリーや投稿タグ、投稿フォーマットの絞り込みを整理したが、その途中で目に付いたのが'meta_query'パラメータ。この'meta_query'パラメータは、カスタムフィールドの絞り込み条件を指定するためのもので、3.2で登場した新しいパラメータのようだ。更新ボタンの横にスピナーを実装する(2019年5月14日 更新)
WordPressの管理画面ではAJAXを使って何らかの処理を行う際、数秒間の空き時間にアイコンがクルクル回る「スピナー」を表示しているところがある。今作っているプラグインでこの「スピナー」を使いたくなったので、実装方法を調べてみた。
公式ディレクトリに登録するならajax.googleapis.comのライブラリは利用しない(2018年5月27日 更新)
数日前、投稿一覧ページの絞り込みドロップダウンメニューを複数選択可能にするプラグイン「Posts filter multiselect」を公開したのですが、その際に指摘されたポイントを紹介します。
Login rebuilder 2.3.0の新機能を紹介(2018年5月27日 更新)
プラグイン「Login rebuilder」はログイン時の履歴(ログ)や不正なログインページへのアクセス履歴を保存している。これらの履歴情報はダッシュボートで確認できるが、バージョン2.3.0においてそれぞれがダウンロードできるようになった。