説明
パラメータ
- $dirディレクトリ名を指定。
- $filenameファイル名を指定。
- $unique_filename_callbackユニークなファイル名を生成するコールバック関数を指定(省略時はnull)。
返り値
ユニークなファイル名を返す。注意
パラメータ$unique_filename_callbackがnullでディレクトリに同名のファイルが存在する場合は、ファイル名の拡張子前に数字を追加したものを順に調べ、存在しなかった名前が返り値となる。例えば、パラメータ$filenameに'a.txt'が指定され、保存先のディレクトリに同名のファイルが存在する場合は、'a1.txt'、'a2.txt'、'a3.txt'の順にファイルが存在するか調べられる。
パラメータ$unique_filename_callbackに有効な関数が指定されている場合は、その関数の返り値が本関数の返り値となる。
[5.5.0]対象ディレクトリにとても多くのファイルが存在する場合、本関数の処理は時間がかかってしまう。この課題を解決するため、'pre_wp_unique_filename_file_list'フィルターが追加された。
[5.8.1]
'wp_unique_filename'フィルターにパラメータ$alt_filenamesと$numberが追加された。使用例
- ディレクトリ$pathにて'log20141127_123456.txt'のユニークなファイル名を取得する。<?php $filename = wp_unique_filename( $path, 'log20141127_123456.txt' ); ?>
フィルター
[5.5.0]ディレクトリのファイルリストを取得する前に'pre_wp_unique_filename_file_list'フィルターを呼び出す。フィルターの返り値がnullの場合は従来通りディレクトリのファイルリストが取得され、配列の場合はその内容がそのディレクトリのファイルリストとなる。パラメータ$filesにはnullが、$dirには本関数が受け取った内容が、$filenameにはサニタイズされた内容が格納されている。$files = apply_filters( 'pre_wp_unique_filename_file_list', $files, $dir, $filename );
return apply_filters( 'wp_unique_filename', $filename, $ext, $dir, $unique_filename_callback, $alt_filenames, $number );
アクション
実行するアクションはありません。ソースファイル
/wp-includes/functions.php最終更新 : 2021年09月09日 15:46
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