説明
パラメータ
- $slugサニタイズした投稿名を指定。
- $post_ID投稿IDを指定。
- $post_status投稿ステータスで指定。
- $post_type投稿タイプを指定。
- $post_parent親の投稿IDを指定(親がない場合は0)。
返り値
ユニークな投稿スラッグを返す。注意
サイト全体でユニークとなる投稿スラッグ(同じ名前がすでにある場合は-1や-2のようなサフィックスが付く)を取得できるもので、通常は wp_insert_post関数内で呼ばれている。基本的に呼び出すことはなく、利用するなら'wp_unique_post_slug'フィルターだろう。
なお、パラメータ$post_statusが'draft'、'pending'、'auto-draft'のいずれかか、パラメータ$post_statusが'inherit'でパラメータ$post_typeが'revision'の場合はパラメータ$slugをすぐに返す(フィルターは呼び出されない)。
【重要】
'wp_unique_post_slug'フィルターを利用する場合は、その戻り値となるスラッグがURLエンコード(PHP urlencode関数など)して200文字を超えないようにすること。200文字を超えたスラッグを返した場合はその投稿情報は正しく保存されない(3.7.1で確認)。
[5.1.0]本関数でユニークなスラッグを生成する前に'pre_wp_unique_post_slug'フィルターが追加され、独自ルールでスラッグを生成する場合は従来の'wp_unique_post_slug'フィルターの代わりに使用できる。
使用例
- $postからユニークな投稿スラッグを取得する。<?php $post_name = wp_unique_post_slug( sanitize_title( $post->post_title ), $post->ID, $post->post_status, $post->post_type, $post->post_parent ); ?>
フィルター
[5.1.0]ユニークなスラッグを生成する前に'pre_wp_unique_post_slug'フィルターを呼び出す。パラメータ$override_slugにはnullが、以降のパラメータには本関数が受け取った内容が格納されている。$override_slug = apply_filters( 'pre_wp_unique_post_slug', $override_slug, $slug, $post_ID, $post_status, $post_type, $post_parent );
return apply_filters( 'wp_unique_post_slug', $slug, $post_ID, $post_status, $post_type, $post_parent, $original_slug );
アクション
直接実行するアクションはありません。ソースファイル
/wp-includes/post.php最終更新 : 2019年03月01日 14:51
関連
お勧め
自動生成される抜粋からテーブルブロックの内容を除外する(2022年4月6日 更新)
標準テーマである「Twenty Twenty-Two」や「Twenty Twenty-One」では、トップページやアーカイブページにおいて投稿情報を表示する際、その抜粋を使っている。とある投稿にテーブルブロックを入れた際、トップページに表示された抜粋には各セルの内容が列挙され、ちょっとモヤモヤした。
Post-tag automaton:プラグイン作ってみました(2012年12月24日 更新)
みなさんは投稿をポストする際に投稿タグを付け忘れたことはないでしょうか。このプラグインは、投稿をポストする際にタイトルと記事に投稿タグが含まれていないか調べ、含まれていた場合はその投稿タグを追加します。ダッシュボードのフィードボックスをカスタマイズ(2011年7月8日 更新)
管理者ページのトップページ「ダッシュボード」には、「WordPress 開発者ブログ」と「WordPress フォーラム」という2つのフィードボックスが表示されている。自分のような開発者には有益な情報をもたらしているが、一般の方には必要のない情報かもしれない。今回はこのフィードボックスをカスタマイズする方法を紹介する(管理者権限)。投稿一覧に「投稿フォーマット」フィルターが追加される(2019年4月12日 更新)
WordPress 5.2 Beta2(以降5.2Beta2)のソースコードを眺めていると、投稿一覧ページのフィルター機能に「投稿フォーマット」(select要素)が追加されていた。
さくらのVPSでKUSANAGI#2(2018年5月27日 更新)
今回は「前回」の続き。さくらのVPS(メモリー2GB SSDプラン)でパフォーマンスをApacheのabコマンドで確認してみた。はてさて、うたい文句通りのパフォーマンスは発揮するのだろうか。