wp_upload_bits

説明

array wp_upload_bits( string $name, null $deprecated, mixed $bits [ , string $time = null ] )
データをアップロードファイルとして保存する。

パラメータ

  • $name
    ファイル名を指定。
  • $deprecated
    必ずnullを指定。
  • $bits
    保存するデータを指定。
  • $time
    保存先のサブディレクトリ(yyyy/mm)を指定(省略時はnull)。

返り値

アップロード結果を格納した連想配列を返す。正しく保存できた場合はキー'error'の値にfalseが、保存に失敗した場合はその理由のテキストが格納され、キー'file'や'url'の値は存在しない。
キー内容
'file'アップロードファイルのフルパス名
'url'アップロードファイルのURL
'error'エラー内容(保存できた場合はfalse

注意

この関数はあくまでもデータをアップロード先ディレクトリに保存するだけで、メディア(attachment)として登録されるわけではない。

アップロード先に同名のファイルが存在する場合は、ファイル名の拡張子前に数字を追加して重複しないようになるため、保存されるファイル名はパラメータ$nameと異なる場合がある。例えば、パラメータ$nameに'a.txt'が指定され、保存先のディレクトリに同名のファイルが存在する場合は、'a1.txt'、a2.txt'、a3.txt'の順にファイルが存在するか調べ、存在しなかった名前が最終的なファイル名となる。

アップロードしたファイルのステータスは、アップロード先ディレクトリのステータスに依存する。


使用例

  • データ$dataをファイル名'log20141127_123456.txt'で保存する。
    <?php
    $upload = wp_upload_bits( 'log20141127_123456.txt', null, $data );
    if ( empty( $upload['error'] ) ) {
    	// アップロード成功時の処理
    }
    ?>
  • データ$dataを2014年9月のディレクトリにファイル名'log20141127_123456.txt'で保存する。
    <?php $upload = wp_upload_bits( 'log20141127_123456.txt', null, $data, '2014/09' ); ?>

フィルター

[3.0.0]アップロード先ディレクトリを確認した後に'wp_upload_bits'フィルターを呼び出す。パラメータ$argsは本関数が受け取った$name$bits$timeが格納された連想配列となる。
$upload_bits_error = apply_filters( 'wp_upload_bits', $args );

アクション

実行するアクションはありません。

ソースファイル

/wp-includes/functions.php

最終更新 : 2018年05月27日 10:46



お勧め

テキストエディタの文字を変更する(2018年5月27日 更新)

テキストエディタ(投稿ページの「テキスト」タブのエディタ)に標準では備わっていない機能を追加する自作プラグイン「html entities button」がほぼ1年ぶりにアップデート。ここではバージョン2.0.0で追加したテキストエディタのフォント切り替え機能について紹介する。

query_posts(WP_Queryクラス)でカスタムフィールドを使う(2011年9月15日 更新)

先週3回にわたってtax_queryパラメータを使ったカテゴリーや投稿タグ、投稿フォーマットの絞り込みを整理したが、その途中で目に付いたのが'meta_query'パラメータ。この'meta_query'パラメータは、カスタムフィールドの絞り込み条件を指定するためのもので、3.2で登場した新しいパラメータのようだ。

更新ボタンの横にスピナーを実装する(2019年5月14日 更新)

WordPressの管理画面ではAJAXを使って何らかの処理を行う際、数秒間の空き時間にアイコンがクルクル回る「スピナー」を表示しているところがある。今作っているプラグインでこの「スピナー」を使いたくなったので、実装方法を調べてみた。

公式ディレクトリに登録するならajax.googleapis.comのライブラリは利用しない(2018年5月27日 更新)

数日前、投稿一覧ページの絞り込みドロップダウンメニューを複数選択可能にするプラグイン「Posts filter multiselect」を公開したのですが、その際に指摘されたポイントを紹介します。

Login rebuilder 2.3.0の新機能を紹介(2018年5月27日 更新)

プラグイン「Login rebuilder」はログイン時の履歴(ログ)や不正なログインページへのアクセス履歴を保存している。これらの履歴情報はダッシュボートで確認できるが、バージョン2.3.0においてそれぞれがダウンロードできるようになった。