説明
array wp_upload_dir( [ string $time = null [ , bool $create_dir = true [ , bool $refresh_cache = false ] ] ] )
アップロードディレクトリ(パス名)を取得する。
パラメータ
- $time年月を'yyyy/mm'の書式で指定(省略時はnull)。
- $create_dir[4.5.0]存在しないディレクトリを作成する場合はtrueを指定(省略時はtrue)。
- $refresh_cache[4.5.0]キャッシュを更新する場合はtrueを指定(省略時はfalse)。
返り値
アップロードパスを格納した連想配列を返す。配列の内容は次の通り。キー名 | 意味 | 値の例 |
path | アップロード先のフルパス名 | C:\Program Files (x86)\Apache Group\Apache2\htdocs\wp/wp-content/uploads/2011/04 |
url | アップロード先のURL | http://localhost/wp/wp-content/uploads/2011/04 |
subdir | ベースディレクトリからのサブディレクトリ名 | /2011/04 |
basedir | アップロード先ペースディレクトリのパス名 | C:\Program Files (x86)\Apache Group\Apache2\htdocs\wp/wp-content/uploads |
baseurl | アップロード先ペースディレクトリのURL | http://localhost/wp/wp-content/uploads |
error | エラー | false |
注意
パラメータ$timeを省略した場合は、その時点の日付に基づいたアップロードパスを取得できる。最新(3.1.1)のWordPressのアップロードディレクトリは、デフォルトで年月ベースのディレクトリに整理するようになっており、その年月ペースの部分が連想配列subdirの値となる。この設定は管理者ページの「設定」-「メディア」で確認・変更することができ、プログラムからは get_option( 'uploads_use_yearmonth_folders' )で確認できる。なおディレクトリが存在しない場合、それらのサブディレクトリを作成するが、作成に失敗した場合には配列のerrorの値にメッセージ(文字列)が格納されるようになっている。
使用例
- 現在のアップロードディレクトリ(パス名)を取得する。<?php $upload_dir = wp_upload_dir(); ?>
- 2011年3月のアップロードディレクトリを取得する。<?php $upload_dir = wp_upload_dir( '2011/03' ); ?>
フィルター
[2.0.0]アップロードディレクトリを作成を試す前に'upload_dir'フィルターを呼び出す。パラメータ$uploadsは返り値となるディレクトリ情報の連想配列となる。$uploads = apply_filters( 'upload_dir', $uploads );
アクション
実行するアクションはありません。ソースファイル
/wp-includes/functions.php最終更新 : 2018年05月27日 10:53
関連
お勧め
テキストエディタの文字を変更する(2018年5月27日 更新)
テキストエディタ(投稿ページの「テキスト」タブのエディタ)に標準では備わっていない機能を追加する自作プラグイン「html entities button」がほぼ1年ぶりにアップデート。ここではバージョン2.0.0で追加したテキストエディタのフォント切り替え機能について紹介する。
query_posts(WP_Queryクラス)でカスタムフィールドを使う(2011年9月15日 更新)
先週3回にわたってtax_queryパラメータを使ったカテゴリーや投稿タグ、投稿フォーマットの絞り込みを整理したが、その途中で目に付いたのが'meta_query'パラメータ。この'meta_query'パラメータは、カスタムフィールドの絞り込み条件を指定するためのもので、3.2で登場した新しいパラメータのようだ。更新ボタンの横にスピナーを実装する(2019年5月14日 更新)
WordPressの管理画面ではAJAXを使って何らかの処理を行う際、数秒間の空き時間にアイコンがクルクル回る「スピナー」を表示しているところがある。今作っているプラグインでこの「スピナー」を使いたくなったので、実装方法を調べてみた。
公式ディレクトリに登録するならajax.googleapis.comのライブラリは利用しない(2018年5月27日 更新)
数日前、投稿一覧ページの絞り込みドロップダウンメニューを複数選択可能にするプラグイン「Posts filter multiselect」を公開したのですが、その際に指摘されたポイントを紹介します。
Login rebuilder 2.3.0の新機能を紹介(2018年5月27日 更新)
プラグイン「Login rebuilder」はログイン時の履歴(ログ)や不正なログインページへのアクセス履歴を保存している。これらの履歴情報はダッシュボートで確認できるが、バージョン2.3.0においてそれぞれがダウンロードできるようになった。